「Oreo分離マシーン1号」の見る前にシェアされる構造

公開日:2014年1月16日



○企画制作/Wieden + Kennedy Portland

ナビスコ Oreo
「Oreo Separator Machine #1」

最後まで見られなくてもシェアされる構造

「Oreo」の「クッキーv.s.クリーム」キャンペーンの一環として2013年2月に公開された動画。Oreo生誕100周年を記念したこのキャンペーンでは、クッキー派とクリーム派それぞれのOreoファンに、Instagramへの投稿をうながすなどの企画が実施された。この動画に出演するのは、米オレゴン州ポートランドのクリエイター デイビッド・ニーベルさん(実は彼はWieden+Kennedyのコピーライター)。「クッキー派」のデビッドさんが、Oreoを自動で分断し、クリームを取り除く装置を開発したという設定だ。

この動画が特異なのは、十分に視聴されないままに、シェアされている痕跡があることだ。大体の場合、動画をシェアする際には、紹介する人が少し説明を加える。つまり、少々の解釈が入る。ところが、動画の冒頭でデイビッドさんが「物理学者で、コピーライターです」と素性を明かしているにもかかわらず、ブログでもかなりの数が物理学者としか紹介していない。

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