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ロールモデルなき時代のキャリアデザイン

クリエイターが社会から求められる役割が拡大するいま、キャリアをどのように描いていけばいいのか。広告業界でクリエイターのキャリアアップを支援する、人材紹介サービス マスメディアンの倉本篤さんに話を聞いた。

デザイン力だけではキャリアアップできない

一番多いのは、「より制作の上流工程から関わっていきたい」と考え、キャリアアップを狙う人です。例えば「これまでは制作会社に所属し、エージェンシー経由の仕事を多く経験したから、次はクライアントと直でやり取りする仕事をしてみたい」とか、「広告主側になって、コンセプトや方向性を定めるところから携わりたい」と考えているわけです。

ただ当然のことですが、所属する場所を変えたからといって、自分のできることが変わるわけではありません。個人が上流工程から関わることができるよう、力を磨かないといけないわけです。

デザイナーを例にとってみますと、ひとつ言えるのは、デザインの力だけを極めてキャリアアップしている人は、ほとんどいないということです。

デザイナーがキャリアアップしていく道筋としては、独立するか会社を立ち上げる、それから広告会社や制作会社でCDやAD、もしくはプロデューサー的なポジションにつくというのもあります。また数は多くありませんが、広告主企業の宣伝部に行く人もいます。

こうしてキャリアアップしていくには、ただデザインだけをするのではなく、相手から課題を引き出したり、大きな方向性を定めたりする、コミュニケーション能力が必要とされます。それはCDやAD、さらに企業の宣伝部など、制作の上流工程に行けば行くほど、必要とされるものです。地域活性化や商品開発にクリエイターが携われるのも、自ら課題を見つけ出す能力があるからだと考えられます。

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