
富士通株式会社
デザインセンター経営デザイン部
加藤 正義
トップクリエイターから事例の背景にある考え方を学びアップデートする
小山薫堂が率いる企画会社オレンジ・アンド・パートナーズ、プランナーを経て独立。4歳上の兄・翔太が小学校時代に記していた謎の言葉「ヘラルボニー」を社名に、双子の松田文登と共にヘラルボニーを設立。「異彩を、放て。」をミッションに掲げ、福祉を起点に新たな文化の創造に挑む。ヘラルボニーのクリエイティブ統括。東京都在住。双子の弟。Forbes JAPAN「CULTURE-PRENEURS 30」選出、第75回芸術選奨(芸術振興部門)文部科学大臣新人賞 受賞。NPO法人ニューロダイバーシティ理事。著書「異彩を、放て。―「ヘラルボニー」が福祉×アートで世界を変える―」。
知的障害のある作家のアートを事業の中心に据え、福祉とビジネスの垣根を越えてきたヘラルボニー。「異彩を、放て。」を掲げ、共創とライセンスモデルで市場を拡大しています。本講座では、代表取締役・松田崇弥氏が、創業の原点からブランド構築、企業・自治体との連携戦略、そしてIP活用による持続可能な事業モデルまでを解説。福祉・アートを超えた「文化ビジネス」の形成プロセスを、実例をもとに紐解きます。
“異彩”を事業化する―ヘラルボニーの創業背景と戦略の基盤
ヘラルボニーは、障害者支援という枠を超えて、社会課題そのものをビジネスの主戦場に置く戦略で注目を集めています。創業の原点は、松田氏が兄と共有した体験と「支援」ではなく「価値創出」を目指す意志。アートを中心とする知的障害者のクリエイティブを、単なる社会貢献ではなく、ブランドの中核資産として位置付けています。本セッションでは、創業時のビジネスアイデア、初期の市場反応、持続可能な事業モデルの立ち上げ方など、ベースとなる戦略を明らかにします。
“異彩”を広げるブランド戦略―共創で市場を切り拓く
ヘラルボニーは、IPライセンスを武器に企業・自治体と数多くのコラボレーションを実現し、従来の福祉ビジネスの枠を大きく超えています。仮囲いアートや企業広告、商品開発など、アートとビジネスの交差点で新たな市場価値を創出。ブランド価値を高めながら、地域活性化やメディア戦略を積極的に取り入れ、事業を多角化しています。本セッションでは、ブランド構築のポイント、異業種共創の仕掛け方、そして社会性をビジネス資産に変える方法を具体的に学びます。
異業種展開と国際展開―“異彩”が拓く新市場の未来像
ヘラルボニーは、アートや福祉の枠を超えて、教育、都市開発、国際市場への進出を加速させています。地方創生の一環としての観光資源化、教育現場での活用、さらには「LVMH Innovation Award」ファイナリストとしてのグローバル展開など、成長戦略は多面的です。本セッションでは、異業種との連携が新市場をどう切り拓くのか、文化ビジネスを世界規模でスケールさせる戦略、そして今後の市場機会を総合的に展望。次のビジネスを見据えるヒントを提供します。
時間 | 講義内容 |
---|---|
約95分 | 【第1部】ヘラルボニーの挑戦 ― “福祉”を再定義する |
トップクリエイターから事例の背景にある考え方を学びアップデートする
デザインを意匠的にではなく、「どのように売るか」という事業にコミットする視点で捉えられた
高いレベルのクリエイティブを制作して、かつ経営の視座を持って活躍されている
コンセプトの組み立て方やそのプロセスの重要性について、意識が一層高まった
「ことばは、線(一次元)である」「ちから×回数×時間」など、一倉流コピー術が極めてロジカルかつ平易に解説されている
繰り返し触れられる「つくり方をつくる」という考え方は、広告に限らずありとあらゆるモノづくりに通じる哲学だと思います。
私たちが消費者と健全なコミュニケーションをとっていくための、普遍的で根源的な仕組みを掘り出していきます。
「日本とアメリカではこんなに『デザイン』に対する概念が違うのか⁉」という驚きをもってこの講義を見ていました。
不確実性の高まった社会環境の中で、生活者の心は揺れ動き、マーケティング・コミュニケーション活動の難しさが増しています。生活者のブランドに対する期待も変わりつつあると言われる中、いま日本を代表する企業でマーケティング、クリエイティブを担うキーパーソンから「生き残るブランドの条件」を徹底して攻略するための6つのポイントを身に着ける特別講座を開講します。
開講日 | ⚪︎ Webでのお申込み後すぐに視聴を開始できます。(視聴期間14日間) |
注意事項 | 【受講上の禁止事項】 |
受講価格 | 【1名受講】 |