RE100やSBTなどの環境対応に向けて再生可能エネルギーをいかにして調達するか、企業にとって重要な課題です。
そして、再生可能エネルギーの電力調達を実施することは、今よりも電気を買うということになり、中長期的な視点が求められます。
そこで、まず実務を行う上で、押さえていかなければならないのが、通常電力調達の最適化です。最適化した電力調達によるコスト削減ができて、再エネを調達する効果がでてくるためです。
電力調達は正しくアプローチすれば、電力料金のコスト削減やRE100に向けた再エネ電力調達など、規模、業界によらず確度高く成果につながります。
本講義では、
・再エネ電力調達のベースとなる、通常の電力調達を最適化するために基礎知識を身につける
・再エネ電力を導入する際の、ゴールとロードマップの定め方がわかるようにする
・再エネ電力調達を推進するうえで必要となる、正しい情報・知識を最低限、みにつけられるようになる
ことを目的に学びます。
◇通常の電力調達の最適化について
・電力調達の流れ 10ステップ
1.電力調達改革の方針決め
2.電力データの収取整理
3.電力会社への見積もり依頼
4.見積もり提案の評価
5.価格協議・契約条件協議
6.切替に関する社内承認
7.申込み手続き・契約切り替え
8.実績モニタリング・評価
9.計画更新・切り替え
10.契約・実績データ管理
◇再エネへの対応について
・通常の電力調達ステップと再エネ調達でのポイント
・再エネ電力調達の方針決めに必要な3つのステップ
1.事業のあるべき姿
2.再エネポリシーの策定
3.再エネロードマップの策定
・再エネの3つの調達手法
・再エネに強みのある電力会社の選定方法
久保 欣也 氏
株式会社日本省電 代表取締役社長