私塾二つで日本が変わった
¥ 995(税込)
特集1: 私塾二つで日本が変わった――幕末明治に学ぶ変革期の人づくり
日本をアジアで最初の近代国家へと変容させた明治維新。その改革を牽引したリーダーたちを輩出したのは、松下村塾や薩摩の郷中教育、大阪の適塾といった私塾だった。
私塾では学位や資格を得られるわけではない。カリキュラムや規則に縛られるものではない。あるのは古い社会の仕組みを変え、新しい社会を築こうとする熱い「志」だ。
その教育やそこから生まれた思想と歴史上の功績に学ぶことは、未曾有の天変地異からの復興を目指す日本社会の糧となることは間違いない。「ハーバード白熱教室」より150年以上前に日本各地で繰り広げられた熱い討論に迫る。
この特集の目次
- 江戸の教育に学ぶ人づくり/大石 学
-
いま求められる教師像――吉田松陰/海原 徹
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実行を以て自ら責任となす
子弟共学の松下村塾
自ら考えることこそが国難を乗り切る道/一坂太郎
-
今こそ期待される〝私塾〟の教育/野田一夫
-
自由闊達な討論形式の教授法を現代に/今元英之
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情報の海を越えて/桐原健真
-
教育は機能ではなく、存在との出会いである/鈴木 寛
-
ネットとリアルの開かれた「熟議」で日本が変わる/金子郁容
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まちづくりと一体の教育改革/荒井英治郎
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創発民主制―Emergent Democracy/伊藤穣一
-
西郷隆盛の「知行合一」に学ぶ/高柳 毅
-
「丁丑公論」に読む慶應義塾の通奏低音/小川原正道
-
大学改革のヒントは「私塾」にあり
-
グローバリゼーションの時代と緒方洪庵/中田雅博
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前島密の知恵を現代に/石井晴夫
-
東洋哲学とポストモダン考
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朱子学・陽明学の日本的受容と幕末維新/小島毅
-
グローバル・ポストモダン儒教の提案/王?
特集2: あなたの周りの無縁社会―発見と対策
地縁血縁のつながりのなかにあった時代と比べて、今日の物質的な豊かさや便利さのなかの貧困と孤独の闇は深い。コンビニ食品やインスタント食品などによって孤食化が進み、家族団らんのないライフスタイルが当たり前になった。
核家族化で血縁から孤立する人、派遣や請負など不安定な雇用で社縁から孤立する人、仮想的なネット社会の発達と背中合わせのように長引く引きこもりや慢性化する抑うつ状態。自殺や孤独死へと追い込まれる人が後を絶たず、身元引受人がいない無縁死は万千人にのぼる。
わたしたちはこの現実にどう向きあえばいいのだろうか。早期発見と対策を考える。
この特集の目次
- 無縁社会の正体と対策/橘木俊詔
- 単身世帯の増加によるリスクと対策を考える/藤森克彦
- なぜ若者がホームレスになるのか/飯島裕子
- 身体的コミュニケーションのつくる絆/西垣通
- コミュニケーションの二重構造化が招く友だち不信社会/山脇由貴子
- 「無縁化予備軍」を増やさないために/諸富祥彦
- 「希少性」の設計は可能か/斎藤環
- 地域再生に関する提言/鈴木誠二
特集3: 東日本大震災からの復興
震災からの復興に向けて様々な取組みが進む。被災地の瓦礫撤去から被災者の心身のケアはもちろん、20世紀に失われてきたコミュニティ社会の再構築が求められている。
阪神淡路大震災(1995年)や新潟中越沖地震(2007年)をはじめ、北海道南西沖地震(1993年)、昭和三陸地震(1933年)、関東大震災(1923年)、明治三陸地震(1896年)といった過去の震災と復興の歴史をひも解きながら、復興後の日本社会の再構築と再生に向けたヒントを探る。
ローカルフードの哲学を実践する現場に迫る。
この特集の目次
- 災害と災害対策基本法/上妻博明
- 災害の歴史に学ぶ/北原糸子
- 首都直下地震に備える/青山やすし
- 東日本大震災復興対策が日本を救う/木下栄蔵
- いま求められる寄り添う力/浦野正樹
- 災害からの復興とコミュニティの再構築/安場浩一郎
- 復興期における教育現場でのこころのケア/岩井圭司
- 遅れてやってくるPTSDへの理解と対策/鈴木るみ
- 300キロ結んだ医療哲学と実践/小松俊平
- 被災者支えるヘルスケア・プロモーション/鈴木玲子
特集1: 私塾二つで日本が変わった――幕末明治に学ぶ変革期の人づくり
- 江戸の教育に学ぶ人づくり/大石 学
- いま求められる教師像――吉田松陰/海原 徹
- 実行を以て自ら責任となす
自ら考えることこそが国難を乗り切る道/一坂太郎
- 今こそ期待される〝私塾〟の教育/野田一夫
- 自由闊達な討論形式の教授法を現代に/今元英之
- 情報の海を越えて/桐原健真
- 教育は機能ではなく、存在との出会いである/鈴木 寛
- ネットとリアルの開かれた「熟議」で日本が変わる/金子郁容
- まちづくりと一体の教育改革/荒井英治郎
- 創発民主制―Emergent Democracy/伊藤穣一
- 西郷隆盛の「知行合一」に学ぶ/高柳 毅
- 「丁丑公論」に読む慶應義塾の通奏低音/小川原正道
- 大学改革のヒントは「私塾」にあり
- グローバリゼーションの時代と緒方洪庵/中田雅博
- 前島密の知恵を現代に/石井晴夫
- 東洋哲学とポストモダン考
- 朱子学・陽明学の日本的受容と幕末維新/小島毅
- グローバル・ポストモダン儒教の提案/王?
特集2: あなたの周りの無縁社会―発見と対策
- 無縁社会の正体と対策/橘木俊詔
- 単身世帯の増加によるリスクと対策を考える/藤森克彦
- なぜ若者がホームレスになるのか/飯島裕子
- 身体的コミュニケーションのつくる絆/西垣通
- コミュニケーションの二重構造化が招く友だち不信社会/山脇由貴子
- 「無縁化予備軍」を増やさないために/諸富祥彦
- 「希少性」の設計は可能か/斎藤環
- 地域再生に関する提言/鈴木誠二
特集3: 東日本大震災からの復興
- 災害と災害対策基本法/上妻博明
- 災害の歴史に学ぶ/北原糸子
- 首都直下地震に備える/青山やすし
- 東日本大震災復興対策が日本を救う/木下栄蔵
- いま求められる寄り添う力/浦野正樹
- 災害からの復興とコミュニティの再構築/安場浩一郎
- 復興期における教育現場でのこころのケア/岩井圭司
- 遅れてやってくるPTSDへの理解と対策/鈴木るみ
- 300キロ結んだ医療哲学と実践/小松俊平
- 被災者支えるヘルスケア・プロモーション/鈴木玲子
連載
- 広告・メディア界の礎を築いた人々(3)
明治中期を代表するジャーナリスト、陸羯南と徳富蘇峰/岡田芳郎
- <巻頭グラビアほか>
私塾の教育「フルベッキと塾生」
長崎で学ぶ「五人の医学生」
東北の伝統文化「相馬野馬追い」
宮城県の民謡「大漁唄い込み」
- 季節のアート、イベント情報
- 環境と哲学の本棚
- 人間会議2011年夏号 お詫びと訂正
224ページ~226ページに誤りがございました。
・224ページ リード文
(誤)治療 → (正)回復のためのトレーニング
・225ページ 本文3行めおよび 226ページ プロフィール内
(誤)治療 → (正)回復のためのトレーニング
・225ページ 本文4行め
(誤)治療法 → 不要な表現です
関係者の皆様にはご迷惑をおかけしました。
お詫びして訂正させていただきます。
登録情報
雑誌: |
--- ページ |
出版社: |
株式会社宣伝会議 |
ISBN/JANコード: |
4910248170617 |
発売日: |
2011/06/06 |
商品の寸法: |
A5判 |
人間会議2011年夏号
私塾二つで日本が変わった
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