[PR]「映像×空間」の力でブランド体験を再定義 緻密な設計と技術で心動かす購買体験を創出

公開日:2025年9月01日

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映像クリエイティブカンパニーのヴィレッジが、空間デザインを手がける環境計画研究所との協業で、新たな映像表現に挑戦している。プロジェクションマッピングや大型LEDの活用など独創的な空間演出を、マンションギャラリーなどのプロモーション施設に導入している環境計画研究所。映像を通して顧客の心に残る体験をいかに提供するか、両社の取り組みについて聞いた。

空間の価値を最大化させる映像制作の工夫

―両社の協業のきっかけをお聞かせください。

小佐見:約8年前、当社が手がけたマンションギャラリーでヴィレッジさんにシアター映像を制作いただいたのが始まりです。円形の中庭を備えた特徴的な構造のマンションだったのですが、部屋から見た風景を模型とプロジェクションマッピングを用いて、柵の外側からのぞき込めるような体験として表現したのです。

小嶋:初めての協業がのぞき込むプロジェクションマッピングという特異な企画で、スタートから大きな挑戦でしたが、環境計画研究所さんの熱意や綿密さにも助けられ、よい結果が出たと感じています。そしてこの取り組みを機にさまざまな映像制作のご依頼をいただくようになりました。屏風型や三角形のパネル、建物模型など、毎回異なる形状や条件にあわせた映像のフォーマットが求められ、私たちの表現の幅も大きく広がっていきました。

―映像コンテンツを核とした空間デザインを実現する際、どんな点を重視していますか。

小嶋:最も重視しているのは、「非日常性」と「体験価値」です。テレビCMのように受動的に目に入ってくる映像とは異なり、訪れた人が映画を観るように能動的に関わるものです。そのため、空間と映像がいかに調和し、商品やサービスの魅力を引き出せるかが鍵となります。

小佐見:当社ではマンションギャラリーや商業施設などの案件を多く手がけていますが、「この場所で、顧客にどのような感情を抱いてほしいか」というストーリー設計を重視しています。その実現に向けて、映像だけでなく、音響設備や内装材まで含めた空間設計を行います。マンションギャラリーではインパクトやエンタテインメント性も大切ですが、最終的には購入意欲を喚起できるよう、これから施工される物件に対して具体的な生活を思い描いてもらうことが重要です。

小嶋:単に映像を映すのではなく、「映像が映る空間そのものの価値」をどう引き出すかが問われていると感じています。購買につなげるためには、長尺でも違和感なく見続けられる構成が求められます。また、模型や変形モニターなどに正確に映像を投影するには、細かな調整も不可欠です。

例えば名古屋ザ・タワーの事例では、タワー形状の模型に対し、各フロアやデザインのディテールを正確に再現する必要があり、演出面だけでなくテクニカルな部分で綿密な作業が多くありました。

小佐見:毎回そこには緊張感がありますが、空間の構造を活かした映像体験には大きな可能性がありますよね。

当社では、自社オフィス内に3面LEDパネルを用いた「ヴィジョンルーム」を設置し、日照や窓からの景観シミュレーションなどの実験を重ねています。クライアントや、ヴィレッジさんのようなパートナー企業と共に、試行錯誤を重ね、より質の高い体験づくりを目指しています。

小嶋:案件を重ねるほど「さらなる可能性があるのではないか」という課題が見つかり、表現の発想もさらに広がっているのを感じます。

NAGOYA the TOWER(総合地所/ 名鉄都市開発/京阪電鉄不動産/ 大和ハウス/三交不動産/ 住友商事)

リビオシティ文京小石川(日鉄興和不動産/東京建物/中央日本土地建物/住友商事)

ブリリアタワー浜離宮(東京建物)

環境計画研究所の社内。手前側の壁(2面)と床に650cm×500cmのLEDパネルが敷き詰められており、そこに映像が投映されている(写真の映像は環境計画研究所で制作)

―映像技術の進化やデジタルサイネージの普及で、没入感のある空間演出が導入される事例は増えています。

小嶋:当社の映像クリエイターも、従来の「16:9」という画角にとらわれず、自由な発想で制作しています。決まったフォーマットがないからこそ、テロップの大きさや位置にも工夫が必要ですし、必ずしも正面から映像を観るとは限らないため、毎回、画面構成の最適解を探っています。

環境計画研究所さんとのこれまでのチャレンジで知見が蓄積されてきたことで、街頭ビジョンの立体視映像や複数サイネージを連動させたOOHなど、より特徴的な媒体の映像制作を依頼いただく機会も増えました。例えば、キャラクターが複数のサイネージ間をジャンプして移動したり、ビル壁面の上下に分かれたサイネージの特徴を活かした演出を行ったりと、映像制作の活躍の場も表現方法も広がっています。

小佐見:日本でも徐々に普及してきましたが、特に渋谷が盛り上がっている印象です。海外では街全体が「メディア化」されていて、屋外はもちろん、コンパクトな空間にも今後ますます普及していくのではないでしょうか。

小嶋:リアルな場の体験価値があらためて見直されている今、私たちも映像会社として、スピード感をもってその価値を追求していきたいと考えています。当社には実写映像だけでなくアニメやモーショングラフィックのクリエイターなど、さまざまなジャンルのスタッフが在籍していますが、小佐見さんからの“挑戦状”にも毎回、意欲的に取り組んでいます。

これは特殊なフォーマットに限らず、タクシーや電車内の映像でも同様です。場所によって役割や見られ方が異なるため、同じ16:9の映像でもつくり分ける必要があるのかもしれません。これからも広告映像制作のノウハウを活かしながら、高い品質の映像をさまざまな媒体、空間に展開していきたいと思います。

    お問い合わせ

    株式会社ヴィレッジ

    E-mail:kojima@villageinc.co.jp(担当:小嶋)

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