国内外を問わず不安定な経済
他人事にはなりえない出版市場
早いもので2025年も折り返し。国内外で起こっているさまざまな問題も解決しそうで、全く解決していないようにも思える。海外の戦争は停戦を目指すものの、和解には程遠く、周辺国のナショナリズムを煽り、自国優先の政策が目立つようになってくる。その結果、人、物、金の流通が滞り、世界経済に影響を及ぼすようになる。
国内でも2024年以降物価高騰が止まらないが、主食の「米」には約2倍の値段がついており、見通しがつかない。備蓄米での対策はカンフル剤として有効と思うが、「米」の全体消費量は年々下がってきており、脱農が進みかねない状況だ。需要が下がってきている中で、高価格で取引される米は一種のバブルに近い。値上がり要因となる構造に手を入れないと徐々に農家の経済を圧迫し...