テレビとWeb動画だけでなく、コネクテッドTV(CTV)にOOHと多様な動画チャネルが登場している今、企業側には統合的な動画マーケティングの戦略が求められるようになっている。KDDIの馬場剛史氏と、シック・ジャパンの疋田智彦氏、最先端の「統合型動画マーケティング」を実践する企業のマーケターである2名が、効果的なメディアプランニングやクリエイティブ活用の最新トレンドを解説する。

時代の要請に合わせてブランドに変革をもたらす
―自己紹介をお願いします。
馬場:KDDIに入社後、BtoC向けのカスタマーサービス・営業・マーケティングなどを経て、2018年からは広告宣伝を担当しています。2021年に現在の、ブランド・コミュニケーション本部を担当し、企業ブランドや各事業ブランドのブランディングの他、コミュニケーション全般を担っています。
今、最も興味がある分野は、広告・マーケティング領域においては「マーケティング効果を上げるためのデータの活用」や生成AIを使ったクリエイティブの内製化やAIを活用したユーザー向けのコミュニケーション施策などです。
疋田:私はシック・ジャパンで、マーケティングの本部長を務めています。商品の開発から店頭、コーポレートやPR、デジタル施策など全般的な業務に携わっています。そんな私の仕事のミッションは「シック・ジャパンが抱えている『シェービング』という日常雑貨をどうブランディングしていくか」。皆さんがイメージされるシェービングブランドから「ビューティーグルーミングカンパニー」としてパーパスやビジョンを再策定した当社にとって、ブランディングの中で動画というのは非常に大事なコンテンツです。クリエイティブはチームでプランニングしたうえで、制作会社と協働しながらひとつずつ制作しています。
―お二方の企業では、それぞれどんなブランド・コミュニケーション戦略を掲げていますか。
馬場:KDDIは、「『つなぐチカラ』を進化させ、誰もが思い...