フジテレビの不祥事を受け、同社と親会社のフジ・メディア・ホールディングスが設置した第三者委員会の調査報告は、日本社会における不祥事への対応の在り方に新たな視点をもたらしたと語る、影山貴彦氏。報告後の清水賢治社長の会見に一定の評価をしながらも、その言葉選びに「本音」がにじみ出ていると指摘する。
「誤り」ではなく「過ち」と表現すべきだった
第三者委員会の報告について、影山氏は「わずか2カ月であれほどの調査報告をまとめたことは評価に値する」と述べる。今回の報告は組織の問題にとどまらず、人事権を掌握していた日枝久前...