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『#真相をお話しします』が大ヒット マーケティングを取り入れた作品づくりの戦略

  • 結城真一郎さん

小説『#真相をお話しします』が大ブレイクし、4月25日に映画の公開も控えるミステリー小説界の超新星、結城真一郎さん。マーケティングの観点を取り入れ、「売れる」ことも意識した作品づくりとプロモーション戦略とは。また、これまでに感心したという広告についても話を聞いた。

読者の人生に影響を与える小説
会社員と両立しミステリー作家に

2018年に作家デビューした結城真一郎さんは、デビュー作『名もなき星の哀歌』が新潮ミステリー大賞を受賞。2021年に短編『#拡散希望』で日本推理作家協会賞の短編部門を受賞し、2023年には、同作を含む短編集『#真相をお話しします』が本屋大賞にノミネート。同書は発売後、全国書店で次々にベストセラー1位を獲得し、完売店が続出するという異常事態となった。

幼少期から本やマンガに親しんでいた結城さん。そのジャンルもファンタジーやSF、日本のヒーローアニメなど、好奇心のおもむくままに読み重ねていった。そんな結城さんが「書きたい」という衝動に駆られたのは、中学3年生の時。卒業文集で、原稿用紙換算で500~600枚分にもおよぶ長編小説を書き上げたのだ。

「その頃、読んだ高見広春さんの小説『バトル・ロワイアル』がとても衝撃的で。それをきっかけに自分も小説を書いてみたくなり、実在の同級生を登場人物に、高校進学をかけてサバイバル・バトルを繰り広げる物語を執筆しました。先生に特に止められることもなく、そのまま卒業文集に…

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