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「おいしい記憶」で紡ぐ「食育」活動が基盤のキッコーマンのブランディング戦略

  • 大津山厚氏(キッコーマン)

キッコーマンは2024年12月、コーポレートブランドサイト「おいしい記憶」をリニューアル。新サイトには、同社が長年にわたり培ってきた多彩なコンテンツが集結し、よりわかりやすく閲覧できるよう進化した。同サイトは「おいしい記憶をつくりたい。」というコーポレートスローガンのもと、行ってきた企業ブランディング活動の集大成とも言えるもの。キッコーマンはどのようにブランドコンテンツを企業資産として活用し、ブランディングを推進してきたのか。キッコーマン 執行役員 コーポレート政策推進担当部長の大津山厚氏に話を聞いた。

積み重ねてきた活動を一元化し強力な“財産”へと育てていく

キッコーマンはコーポレートブランドサイト「おいしい記憶」を2024年12月にリニューアルし、その発表会を2025年2月に開催した。今回のリニューアルの狙いは、同社がこれまで積み重ねてきた「おいしい記憶」をめぐる数々の活動やコンテンツを、より多くの人にわかりやすく魅力的に伝えることにある。

これまでも、同社は「おいしい記憶をつくりたい。」というコーポレートスローガンを軸に、さまざまなメディアやキャンペーンを通じて“食”を大切にする姿勢を発信してきたが、今回のリニューアルによって、豊富なコンテンツがひとつのサイトに整理され、一元的に見られるようになったのが大きな特徴だ。

「おいしい記憶」サイトには、動画や画像、読み物、音声番組など6ジャンル計21のコンテンツ群の中に700を超える作品が収録された。これらはキッコーマンが長年にわたり行ってきた食育プロジェクトや、「おいしい記憶」、「食文化」などにまつわるさまざまな取り組みのなかで少しずつ蓄積してきたものだ。

例えば、直木賞作家の山本一力氏が審査員を務めるエッセー・作文コンテスト「あなたの『おいしい記憶』をおしえてください。」では、食にまつわる…

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