戦略構築、実装業務、事業並走
一気通貫で向き合う体制めざす
国内の総合広告会社の多くが、従来の広告代理業からマーケティング全般を支援する会社へと事業内容を拡大させている。こうした流れのなかで大広でも2019年に企業フィロソフィーを改訂。これまでの「Ideas Win」から「我々は、企業と顧客と、社会を敬愛する」へと刷新し、さらに「顧客価値」を中心に顧客の育成を通じた企業の事業成長への貢献を目指してきた。
そんな変化のさなかで、今年4月に新社長として泉恭雄氏が就任。就任して以来、泉氏は社内に対し「『戦略構築、実装業務、事業並走』、この3本柱でクライアントのビジネスを成長させていきたい」との方針を示しているという。これまでもダイレクトマーケティングで強みを発揮してきた大広だけに「特にCRM領域である『事業並走』部分、ここを私たちの強みにしていきたい」と語る。
クライアントに「事業並走」するため泉氏は新たなチーム体制をつくり、さらに大広と大広WEDOの2社の連携の2つの仕組みを活用する考えだ。
「これまでの営業プロデュースのメンバー、戦略メンバー、アウトプットする戦略CDに新たにCRMプランナーを加えた4人のカルテット体制でクライアントに向き合っていく。また事業開発領域、コミュニケーション活動全般を支援する広告会社大広と、クリエイティブ、プロモーション領域に特化した大広WEDOの2...