ドコモデータの活用を強みにマーケティング課題を解決したい
2000年6月にNTTドコモ、電通、NTTアドの3社合弁で設立されたD2C。当初の社名のディーツーコミュニケーションズから2012年、D2Cに改称した。設立時はNTTドコモのモバイル広告事業が中心で、日本におけるモバイル広告市場をけん引してきたD2C。その後、アドテクノロジーやNTTドコモの会員基盤をベースとしたデータマーケティング、統合キャンペーンデザイン、クリエイティブ設計、メディアプランニング、インバウンド事業など、その事業領域を広げてきた。
今年7月には電通出身の高田了氏が代表取締役社長に就任。「当社は個々の事業が密接に関わっている企業体。社員にはその点を念頭に、広い視野で自分のミッションを遂行してもらいたいと考えている。そして顧客の抱えている課題を熟知して、要求されているものにプラスアルファのある内容を還元していきたい。最終的にはマーケティング活動の高度化に資する『総合マーケティングパートナー』を目指したい」と語る。
同社を取り巻く環境として、今年の7月にNTTドコモが社内カンパニー制を導入するという変化があった。それに伴い、これまで以上にドコモデータを活用したマーケティング支援事業の拡大がD2Cに期待されるようになっている。