SNSやYouTube、ECサイトなど、デジタル化した顧客とのあらゆる接点において、リッチコンテンツである動画を活用する意義は大きい。顧客体験を向上させる動画コミュニケーションのポイントについて、Crevoクリエイティブディレクターの山下一啓氏に話を聞いた。
サービスの存在理由を、お客さまと一緒に模索し続けていく
動画というコンテンツは「言葉」「デザイン」「音楽」「ナレーション」「アニメーション」「演出」といった多くの要素から成り立っています。それゆえ動画によるコミュニケーションは、様々な情報を整理して発信することができるうえ、視聴者にメッセージをわかりやすく、かつエモーショナルに伝えられる。
加えて、制作のプロセスで整理されたメッセージや情報は、その他の媒体やツールなどにおいても活用できるため、カスタマーエクスペリエンス(CX)の向上においても寄与することができます。近年、多くの企業が動画を活用し始めていますが、これからもますます活用されていくでしょう。
動画活用にあたって企業側がまず考えるべきポイントは、「ターゲットにとって、その製品やサービスはどんな幸せや満足をもたらすことができるのか、そのために何をメッセージするか」という設計にあると思います。動画には様々な表現手段が...