「社名訴求だけ」のCM あえて製品説明はしない設計に

ＡＧＣは2月9日、テレビCM「AではじまりCでおわる素材の会社はＡＧＣ」の放映を開始した。キャラクターには女優の広瀬すずさんを起用し、話題になっている。

また同キャンペーンの一環として、2月26日からショートムービープラットフォームTikTokにて「#ＡＧＣチャレンジ」を開始。ＡＧＣをより多くの人に知ってもらうことを目的としており、テレビCMキャラクターの広瀬すずさんも同社の公式アカウントから投稿している動画にてチャレンジに参加している。

ＡＧＣはガラス、化学品、電子、セラミックスなどさまざまな素材を手掛ける素材メーカー。1907年の創業以来、建築、自動車、電子機器、ライフサイエンスなど幅広い業界にソリューションを提供してきた。2018年には社名を「旭硝子」から「ＡＧＣ」に変更し、さらなるブランド価値の浸透を図っている。

今回の施策のターゲットは、大学生からビジネスパーソンまで幅広い層を想定していると同社の広報・IR部 山田彩乃氏は話す。

「今回のCMとTikTokの施策で狙ったポイントは2つ。ひとつは、より多くの方にＡＧＣの社名を覚えてもらうことです。テレビCMシリーズを一新し、あえて自社製品の紹介はせず、シンプルに社名訴求だけを行うCMを制作しました。もうひとつはＡＧＣが素材メーカーであることをしっかり覚えてもらうこと。CM内では『ＡではじまりＣでおわる素材の会社はＡＧＣ』というキャッチーなフレーズをメロディーに乗せて伝え、社名と事業内容の両方が視聴者の耳に残ってもらえるようにしました」（山田氏）。

同社にとって初の試みTikTok 「#ＡＧＣチャレンジ」を開催

また同施策では、オンエアしているテレビCMにちなんだ企画として「#ＡＧＣチャレンジ」キャンペーンを開始。CM内の...