イベント業界のコロナ禍を振り返る 2020年イベント産業規模の推計は前年比50%

公開日:2021年1月07日

感染対策の従事に追われた今年 激変する環境への対応が必須に

2019年のイベント業界は、「ラグビーワールドカップ2019日本大会」、「G20大阪サミット(金融・世界経済に関する首脳会合)」など、大型イベントの開催やインバウンド関連市場、エンタテインメント市場の伸長などを背景として順調に推移した。その結果、2019年のイベント産業規模推計(日本イベント産業振興協会調べ)は2兆5511億円に達し、2018年推計に比して114.1%と堅調に推移した。それから1年が経過した現在、世界はコロナ禍で激変しており、隔世の感を禁じ得ない。

2019年イベント産業規模推計
2019年イベント産業規模では、昨年の推計で分類した「イベント産業」「イベント関連産業」「イベント周辺産業」を、よりイベント産業としての実情にあわせるために、「イベント産業」「娯楽・エンタメ」の2区分とした。

2019年12月から世界的な感染が拡大する一方、日本でも2020年の2月に横浜に寄港したクルーズ船でクラスターが発生し、3月には東京2020五輪の延期、4月の緊急事態宣言と、状況は厳しさを増していった。

このような環境の激変に直面するなか、日本イベント産業振興協会では...

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