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完全キャッシュレスコンビニの実現に見る オープンイノベーション成功の秘訣

公開日:2020年9月07日

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新しい市場を創造するようなイノベーティブなサービスは、なかなか1社だけの発想で生まれづらい時代。JR東日本の子会社JR東日本スタートアップとベンチャー企業であるサインポストが手を組み、合弁会社として生まれたTOUCH TO GOは、どのようにして合弁会社設立に至ったのか。

(右)
TOUCH TO GO
代表取締役社長
阿久津智紀氏

東日本旅客鉄道(JR東日本)入社後、駅ナカコンビニ「NEWDAYS」の店舗運営や、青森でのシードル工房事業、JRE POINTの企画・運営などを担当。その後、JR東日本スタートアップへと出向し、スタートアップとの共創プログラムを推進。2019年7月より現職。

(左)
TOUCH TO GO
代表取締役副社長
波川敏也氏

システムコンサルティング企業であるサインポストに入社後、同社が研究開発を進めていた無人AI決済システム「スーパーワンダーレジ」をもとに、「JR東日本スタートアッププログラム」に応募。共創のきっかけをつくる。2019年7月より現職。

子会社ではなく50%ずつ出資 実証実験で終わらせない関係を

2020年3月に開業したJR高輪ゲートウェイ駅。この新駅で注目を集めたのが、商品を手に取って出口の決済エリアに立つだけで、レジで商品を認識させることなくタッチパネルに商品と購入金額が表示される、ウォークスルー型の完全キャッシュレス店舗サービスを提供する「TOUCH TO GO」だ。

この店舗を開発したのは、JR東日本の子会社であるJR東日本スタートアップと、サインポストの合弁会社として2019年7月に設立されたTOUCH TO GO。一体どのようにして、JR東日本グループとベンチャー企業が合弁会社を設立するに至ったのだろうか。

JR東日本グループでは、2017年4月から「JR東日本スタートアッププログラム」を実施。駅や鉄道などの経営資源やグループ事業の情報資源を活用したビジネスやサービスの提案を募り、実証実験を行っている。

JR東日本スタートアップ出身のTOUCH TO GO代表取締役社長 阿久津智紀氏は、「2017年度のJR東日本スタートアッププログラムでは240社からの応募があり、その中でサインポストら11社を採択し、実証実験を行いました。イノベーティブなシステムを開発していたサインポストとの1回目の実験では大宮駅で1週間、無人決済システムを組み込んだポップアップストアを展開。それまで社内では...

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