「レーズンは苦手」「オフィスで静かに食べたい」──。ユーザーの好みに合わせて、1000億通り以上もの組み合わせからパーソナライズされたおやつが届くサブスクリプション型サービス「snaq.me」。運営するスナックミー CEOの服部慎太郎氏に、同サービスの戦略を聞いた。
- 月額1980円~。自然志向の8種類のおやつがポストに届く。
- 評価によってユーザーの好みを把握、届くおやつが最適化される。
- 「4週間に1回」、「2週間に1回」の2つのコースから選択。
snaq.me(2016~)

働く女性を中心に支持を集め月5~10%の成長を維持
自分の好みに最適化された8個のおやつが毎月届く、"おやつのサブスク"「snaq.me」。オフィスワーカーの女性ユーザーを中心に支持を集め、月5~10%の成長を続けている。
同サービスを開発したのは、スナックミー CEOの服部慎太郎氏。もともとおやつ好きだったという服部氏だが、「子供が生まれてから、おやつの質にもこだわりを持つように。探してみると、マルシェや地方の物産展には、素材を活かした上においしいお菓子がたくさんあることに気づき、これを身近なものとして販売したいと考えるようになった」と、サービス誕生のきっかけを語る。
しかし「自分が欲しいと思うおやつを欲しいと思う人が、実際にいるのだろうか」という疑問もわいてきた。そこでサービス開始にあたり服部氏は、まずFacebook広告で需要を検証した。そこで予想以上の反響が寄せられ、慌てて商品を仕入れたと当時のエピソードを話す。
2018年からは、サービスの質と柔軟性を向上させるため、すべてのお菓子を自社開発したPB商品に切り替え。ユーザーからのフィードバックをもとに改善を重ねている …