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VRで参加のバーチャルイベントプラットフォーム「cluster」 企業広告の場にも

公開日:2019年6月24日

  • 加藤直人氏(クラスター)

クラスターのオフィス内で、VRデバイスを使って、説明をする加藤氏。

自宅にいながらにしてライブの熱狂を体感する

自宅にいながらにして、VRデバイスを被ることで、音楽ライブに参加できたら…。そんな夢をテクノロジーの力で実現させたのが、クラスターだ。クラスターはバーチャルイベントプラットフォーム「cluster」の開発及び運営をしている。

「cluster」はVRデバイスを装着すれば誰でも3Dアバターとなり、バーチャルイベントに参加したり、また自ら主催者としてイベントを開催できるサービス。ひとつのイベントに一度に数千人単位での参加が可能な点が同社の技術の強みである。イベント自体はYouTubeに配信することもあり、VRデバイスを持っていない人でも、PCさえあればどのようなイベントか知ることができ、そのことが「cluster」自体のプロモーションにもつながっている。

クラスターの創業は2015年7月。京都大学大学院を中退して3年間引きこもり生活をしていた代表取締役CEOの加藤直人氏が、後輩の田中宏樹氏と共同で設立した会社だ。当初はVRに関連したビジネスに従事すること以外、何も決まっていなかったという。「引きこもっていた時にVRデバイスに出合って猛烈に引き込まれ、これで起業したいと考えた」と言う加藤氏。

さらにVRを使ったバーチャルイベントの事業を立ち上げる経緯について、同氏は次のように説明する。「当時はゲーム開発等で自宅にいても収入があった上、SNSでコミュニケーションができるので、生活に特に不便は感じていなかったが、唯一の不満は外出が億劫で好きな音楽ライブに行けなかったこと。VRを使えば、音楽ライブに行きたいという私の願いをかなえることができるのではないか、自宅にいながらにして熱狂体験をつくりだせるのではないかと考えた」。

2016年には「cluster」のβ版をリリースするが、実は1年ほどは「鳴かず飛ばずの状態」(加藤氏)を経験する。転機が訪れたのは2017年末頃。VTuberが人気となり、そこでVTuberと相性の良い「cluster」の利用が急激に増えたことで一気にビジネスが加速することになる …

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