科学的なマーケティングへ──言葉を定義し、仕組みをつくり、属人性を排除する

公開日:2019年2月17日

2009年にスタートし、9回目を迎えた「宣伝会議サミット」2018。宣伝会議では、2018年11月14日、15日の2日間にわたり、ANAインターコンチネンタルホテル東京にて開催した。本サミットでは、広告・マーケティングの領域で、日々刻々と変わる環境に、力強くもしなやかに対応し、成果を出しているマーケティング・宣伝部門の担当者が登壇。成果を上げた事例のHow toのみならず、仕事に臨むマインドセットについて紹介した。前号に引き続き、その講演の一部をレポートする。

今号では、広告・メディアビジネスの未来展望から、科学の視点から読み解くマーケティングやマインドセット、さらに各有名企業のマーケティング・宣伝部門担当者の講演を紹介する。

曖昧な言葉の定義や目的を共有し より良いマーケティングの実践を

ともに長年マーケターとして活躍し、マーケティングに関する書籍を出版した本間充氏と音部大輔氏が、これまでの経験を踏まえ、それぞれの考えを話し合った。

デジタルマーケティングを主な活動領域にしてきたという本間氏は「デジタルマーケティングの光の部分と影の部分を考えてみたときに、いま、やるべきマーケティングとは、お客さま像をきちんと理解して、全てのコミュニケーション、タッチポイントを活用するものだと思う。それを伝えたかった」と話した …

この記事の続きを読むには定期購読にご登録ください

月額

1,000

円で約

3,000

記事が読み放題!