生活における映像の用途を広げる 8Kと5Gが拓く可能性

公開日:2018年10月21日

韓国SKテレコムが発表した5Gタイムライン。

映像までスムーズに伝送 テクノロジーのイノベーション

東京五輪が開催される2020年に向けて、2年を切った。そして、この2年間は通信業界にとっても大きな転換期になりそうだ。

4K後の映像の高精細化技術である8Kは、2018年12月に試験放送が開始される。通信の世界では、5Gが話題だ。通信規格の標準化などを司る3GPPは、今年5G規格をある程度定め、現在は各国の通信会社が自国でネットワークを敷設している。ハイビジョンの16倍の解像度を持つ8Kの映像は、スクリーンに近づいてもドットが判別できないほど、微細な表現が可能である。

また、5Gは4Gの10倍の通信速度である。通信がスタックしないので、車間通信や遠隔医療など生命に関わるサービスにも無線通信が使われる。こうした8Kや5Gといったテクノロジーのイノベーションが次々と開始される2019年と2020年の2年間は、2000年初頭から始まったデジタル・インターネット革命のひとつの到達点となるだろう。つまり、テキストを伝送するのがやっとだった通信テクノロジーが、音楽や画像などを経て、映像までもスムーズに伝送できることになったのである …

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