スマホ発のスターを輩出したい、森川亮氏に聞く C Channelの戦略

公開日:2018年8月19日

  • 森川 亮 氏(C Channel)

ますます人が中心になる時代 スマホ発のスターを輩出したい

2015年4月に、森川亮氏が設立したC Channel。同月10日には、社名と同名の女性向け動画メディア「C CHANNEL」のサービスを開始し、現在「C CHANNEL」はF1層を中心に約2600万フォロワーを抱えるまでの成長を遂げている。

日本における動画メディアの草創期に産声を上げた「C CHANNEL」だが、現在の規模にまで成長できた背景について森川氏は「分散型メディアが浸透する流れを捉え、独自アプリ以外にも動画の配信先を拡充したこと。広告事業においてはネイティブアドの企画・制作に力を入れたこと」の2つの戦略をあげる。

「C CHANNEL」の特長は視聴性の高い縦型動画、自社内にスタジオを構え、月間500本以上の動画を自社制作する制作力にある。かつ、この動画の制作を同社が「クリッパー」と呼ぶ、ユーザーと同年代のF1世代のインフルエンサーたちが担っている。

さらに2017年5月には女性向けファッションECサイト「神戸レタス」を買収するなどして、動画ECに関する知見も蓄積してきた同社。これらの展開の背景にあるのは、広告主に対し、ユーザーの購買ファネルの全ての段階でのアプローチをワンストップで提供していきたいという戦略だ。

「従来、動画メディアが担うのは購買ファネルで言えば、認知・理解のフェーズという認識が一般的だった …

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