ヒット商品のブランドマネージャーに聞きました!38社のブランド戦略を大解剖(2)

公開日:2018年8月01日

時代の流れがめまぐるしく変わる中で、日々ブランドと向き合い、ブランド価値を届けるために戦略を立てるブランドマネージャーたち。消費者に支持されるヒット商品のブランド担当者に、ブランドの目指す方向性や課題、注目のトレンドまでを聞きました。

※社名50音順で掲載

    08 シーブリーズ デオ&ウォーター/シーブリーズ ボディシート(2018年〜)【エフティ資生堂】

    商品の現在の状況:

    10代の特性をつかんだ最適なコミュニケーションを

    マーケティングの活動方針・コンセプト
    10代の間で、デオドラント製品のウォーターとシートを併用し、シーンで使い分けたり仲間同士でシェアしたりする傾向を踏まえ、一緒に使うと香りが変化する、ウォーター、シートの香りミックスタイプを展開しています。

    メインターゲット
    10代の学生

    ブランドが抱える最大の課題
    シーブリーズのメインターゲットは10代の学生が中心ですが、少子化の流れで年々ボリュームが減りつつあります。そんな10代市場の特性をいかにつかむかが重要な課題。

    注目の消費トレンド

    1 2020東京五輪後の消費変動
    2 スマホ決済サービスの今後の展望
    3 ジェネレーションZ

    パーソナルケアマーケティング部
    ブランドマネージャー
    中石尚吾

    営業経験後、マーケティング部門でスキンケアを担当。2014年から当ブランドの製品開発やコミュニケーションなどを総合的に担当。

    09 OLYMPUS PEN E-PL9(2018年〜)【オリンパス】

    商品の現在の状況:

    10周年目前 ブランドの魅力を訴求したい

    マーケティングの活動方針・コンセプト
    機能中心ではなく、OLYMPUS PENを持つことで得られるベネフィット訴求を中心に、感度の高いお客さまに共感していただけることを目指してプロモーションを行っています。

    メインターゲット
    20代女性

    ブランドが抱える最大の課題
    デジタルでのPEN発売から来年で10年。"写真を撮る"という行為が大きく変化していく中で、スマホとの差別化を図り、PENを持っていただくことで得られる価値・魅力をしっかりと伝えていくこと。

    注目の消費トレンド

    1 コト消費・コト訴求
    2 グローバルブランディング
    3 デジタルネイティブ

    宣伝部
    課長代理
    松本美樹子

    2004年入社。開発部門を経て、2009年より現職。主に映像事業のプロモーションを担当。

    10 CASIO・G-SHOCK・BABY-G・OCEANUS 他(1983年〜)【カシオ計算機】

    商品の現在の状況:

    不変のブランド姿勢を伝え 若年層へ時計の価値を訴求

    マーケティングの活動方針・コンセプト
    G-SHOCK誕生35周年を機に、「進化し続けるタフネス」と、35年間もこれからも、変わることのないブランドの姿勢をお伝えすることで、既存ファンのロイヤリティアップと新しいファンからの共感をいただくことです。

    メインターゲット
    20〜30代の若者

    ブランドが抱える最大の課題
    若者に対し、G-SHOCKの「時間を知る為の道具」としてだけでなく、それ以外の魅力ある価値を感じていただくこと …

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