「独自のシナジー」で観光市場を開拓し、メディア戦略で成長する

公開日:2017年8月29日

数多く存在している「旅行情報サイト」。その分野において、近年、利用者を伸ばしている企業がある。ベンチャーリパブリックは、「プラットフォーム」と「コンテンツ」の相乗効果で、競争力を高めている。

旅行商品の検索・比較サイト「トラベルjp」(左)は、観光ガイドのコンテンツ「トラベルjp<たびねす>」(右)を備えることで、利用者を増やすことに成功している。

旅行分野でインターネットを使ったサービスを手掛ける企業は数多い。そうした中で、ベンチャーリパブリックが運営する旅行商品の検索・比較サイト「トラベルjp」は月間利用者が1300万人を超えるサービスに成長している。

「トラベルjp」は200社の旅行会社が提供する約100万件もの国内外ツアー、航空券を一括で検索でき、さらに国内約3万軒、海外約120万軒のホテル、宿泊施設を横断検索できるサービスも提供している。そうした中で、成長の原動力となっているのが、「トラベルjp」内にある観光ガイドのコンテンツ「トラベルjp<たびねす>」(以下、たびねす)だ。

「たびねす」は現地の観光情報に詳しいライターやブロガーなどの専門家(同社では「ナビゲーター」と呼ばれる)がお薦めのスポットを直接取材し、寄稿する旅行ガイドメディアだ ...

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