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「遊び」から学ぶ物事のシンプル化 制限を設けることで負荷を最適化する

公開日:2017年4月26日

  • 小川純生(東洋大学)

「過剰と退屈―情報社会の生活の質」
O.E.クラップ(著)、小池和子(翻訳)

情報過多になっている現代、過剰な情報に触れてしまうと、物事が逆に退屈になってしまうという事柄を理解するための手助けになる一冊。【絶版】

時間と空間の制限があると人の意識は集中できる

「『遊び』とは人間行動のプラモデルと捉えています」─そう話すのは、東洋大学 経営学部 マーケティング学科の小川純生教授だ。小川氏の専攻はマーケティング論と消費者行動論。中でも最近は、消費者行動と遊びの関係について研究を進めてきた。

「遊び」というと、自身の幼少時代の頃を思い出す人も多いのではないだろうか。小川氏の研究する「遊び」とは、個人にかかる情報負荷と、遊びの本質である「面白さ」「楽しさ」が深く結びついているという点に着目したものだ。その負荷の高低により「面白さ」を感じることのバランスも変わってくると小川氏は話す。

「現代では多様なデバイスが普及し、誰もが簡単にありとあらゆる情報を得られるようになりました。便利になった一方で、言い換えれば …

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