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過去写真を「レガシー」に 東京五輪見据え、活用進む

公開日:2017年4月20日

体制整備進み、ビジネス化へ期待

ユーキャンが実施する2016年の新語・流行語大賞にノミネートされた「レガシー」。東京五輪・パラリンピックの競技場見直し問題で、小池百合子都知事が繰り返し述べ注目を集めた。本来の目的以外にも広く用途を見つけ、資産として活用すべきだという意味だが、新聞社にとって「レガシー」にあたるのが過去写真だ。

写真フィルムが未整理の状態となっているのが長く課題となっていたが、東京五輪を見据えデジタル化する動きが生まれている。過去の写真を自動着色技術を使用して色鮮やかにしたり、デジタルアーカイブに活用したりするなど、新技術と組み合わせ、付加価値を生み出す取り組みもある。

毎日新聞社は今春「レガシーフォトアーカイブスプロジェクト」を本格始動する。写真部や同部のOB、調査情報部などで横断組織をつくり、データベース登録を進める。

昨年、同社では1936年のベルリン五輪のフィルムが1000コマ見つかった。特派員が撮影したもので、日本の女子競泳選手団とナチスの親衛隊が一緒に写った写真などが収められていた。これらの写真は2016年8月に「ヒトラーのオリンピック」と題して特集。社内には戦前のものも含め、手付かずのフィルムは2700万コマ以上あり、未整理のフィルムの中には貴重な記録がまだ数多く残されているとみる。

レガシーの活用が進まなかった背景には …

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