ブランドの裏側を見せることで顧客の興味を惹きつける
――テンピュール・シーリー・ジャパンさんは、顧客とブランドとの新たな出会い方について、さまざまな試みをなさっていますよね。
尾澤▶今は顧客とブランドの接点が、非常に多様化しています。デジタルツールでも新聞・雑誌広告でも、同じブランドの顔として顧客とコミュニケーションを図ります。蜘蛛の巣型に張り巡らされた顧客とブランドとの接点を、常に最適化することを考えています。
――デジタルツールを活用したオウンドメディアの運用に、多くの企業が課題を抱えています。
尾澤▶顧客には店舗に足を運ぶ前に、いかにより良い情報を与えられるかが鍵と考えます。実はオウンドメディアでキュレーションのようなコンテンツを模索しています。ただ自社で行うと、情報に偏りが出る可能性があり、今後の課題と感じています。
――オウンドメディアのコンテンツで、顧客の評判を呼んだそうですね。
尾澤▶社内の士気を高めるために、弊社の開発の裏側をパロディー化した画像をつくったところ ...