プロモーションへの期待は失せてしまったのか?

公開日:2016年4月21日

プロモーション費は、前年割れ

電通調べによれば、2015年の総広告費は、前年比100.3%。そのうち、「マスコミ四媒体広告費」(衛星メディア関連を含む)は、2兆8699億円、前年比97.6%。「インターネット広告費」は1兆1594億円(同110.2%)、スマートフォン・動画・新しいアドテクノロジーを利用した広告が堅調に伸長し、全体をけん引した。

「プロモーションメディア広告費」に付いては、前年比99.1%(2兆1417億円)で、Webとリアルのすみ分けが進み、リアルな体験への欲求に応える「展示・映像ほか」やサンプリング、ポップアップストアなどのリアルプロモーションが注目されたと分析している。前年増は、屋外広告、POP広告、展示・映像の3分野だけだった。

「屋外広告」は同100.5%(3188億円)で、東北地区の復興需要や北海道・九州・関西地区への外国人観光客の増加に伴う広告板出稿がけん引し、微増。

「POP広告」は同100.3%(1970億円)で、デジタルサイネージやモニターを埋め込んだディスプレイなど、比較的制作費の高いPOPが増加した。購買行動のオムニチャネル化が進む中、改めてリアルな店舗の重要性が高まり …

この記事の続きを読むには定期購読にご登録ください

月額

1,000

円で約

3,000

記事が読み放題!