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電通の広告マンたちが語る「広告会社はテクノロジーにどう向き合うべきか」

公開日:2015年12月10日

“マーケティング=広告”だった時代から、マーケティングの概念が再定義されつつある現在。“広告”会社はマーケティング・テクノロジーをどのように捉え、対応していくべきか。電通の3人に聞いた。

電通 統合データ・ソリューションセンター メディアインテリジェンス開発部 部長 松永 久氏
クライアントの顧客データ分析に立脚したデータドリブンなメディアプランニングおよびPDCAマネジメント業務に従事。現在、オフラインとオンラインを統合したBIソリューション、オムニチャネルビジネス、テレビ視聴データを活用したソリューションおよびビジネス開発などを担当。工学博士。

データ活用は手段、目的は売ること

作田:いまは広告というより、マーケティングそのものが変わっていますよね。

松永:それはやはり、これまで把握できなかった顧客の行動が主にネット上でデータが取れ、可視化できるようになったことが大きい。これまでもマーケティングにおけるテクノロジーの活用についてさまざまな理想が語られていましたが、ようやくここ数年で具現化してきました。特に2014年から、テクノロジーの活用が本格化してきたように思います。

神野:以前、留学先の米国の大学教授が「マーケティングのマネージャーは形容詞で語り、ファイナンスのマネージャーは数字で語る」と言っていて、なるほどなと思った記憶があります。現在はマーケティングにおけるあらゆる結果が数字で測られますし、マーケティングも数字で語ることが求められるようになりました。

松永:高度成長期のGDPが上昇していた時代は、広告と言ったときに、どれだけ認知を上げるかが重視されていましたが、現在は認知を上げるだけではモノが売れない時代です。消費活動そのものが停滞していて、あらゆる市場が競争モデルだからこそ、いかに“選ばれるか”が重視されています。それに伴って広告会社に求められる役割も変わってきています。

作田:AISASのプロセスが可視化され分析できるようになったことで、クライアントさんの中でもデータに基づいたマーケティングを行うという考えが浸透しています。いま、広告会社に求められているのは、いかにしてモノを売るためのコミュニケーションを設計できるかだと感じています。

松永:注意すべきはデータの活用は …

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