システムリニューアルに伴いログインIDのパスワードを再設定ください。

システムリニューアルに伴いログインIDのパスワードを再設定ください。

激変する市場に対応するデジタル・エフェクチュエーション

公開日:2015年12月09日

『エフェクチュエーション─市場創造の実効理論』
サラス・サラスバシー著、(翻訳)加護野忠男、高瀬進、吉田満梨

栗木氏のお勧めの1冊はインタビュー内でも言及しているサラス・サラスバシー著『エフェクチュエーション―市場創造の実効理論』(碩学叢書刊)だ。

直感で行動し素早く検証する

通常マーケティングと言えば市場環境のリサーチから始まるSTPマーケティングをさすが、はたして成功を収めた起業家は、こうした予測制御型のフレームワークを実行しているのだろうか。米国の研究者サラスバシーのアントレプレナー(起業家)研究によると、アントレプレナーシップで能力を発揮している熟達者には、予測して計画を立てて行動するタイプよりも、直感で動くタイプが多いことがわかった。神戸大学の栗木契氏は、こうしたサラスバシーの研究から生まれた概念「エフェクチュエーション(戦略直感)」が、特にデジタルの世界において有効ではないかと考え、デジタル・エフェクチュエーションの研究に取り組んでいる。

「市場環境の変化が目まぐるしい現在においては、商品ライフサイクルが非常に短くなっている。堅実にデータを積み上げ、科学的に検証して、ようやく問題が解明されても …

この記事の続きを読むには定期購読にご登録ください

月額

1,000

円で約

3,000

記事が読み放題!