広く、長期の視座で考える「エコシステム」の有用性

公開日:2015年7月27日

ワイドレンズ
ロン・アドナー著、清水勝彦監訳

辻本氏のお勧めの1冊は、『ワイドレンズ』(東洋経済新報社刊)だ。ロン・アドナー著、清水勝彦監訳。

海外では認識が進む「エコシステム戦略論」

近年、ビジネスの世界でもよく聞かれるようになった言葉─エコシステム。これは、自然科学の領域においては“生態系”を意味する。その考え方をアナロジーとして用いて、経営戦略・マーケティング・IT分野等においては「複数の主体(企業・政府・ユーザーなど)が有機的に結びつき、成長あるいは衰退していく系」といった意味を表す。

海外ではエコシステム戦略の認知が進んでおり …

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