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社会に役立つブランド研究

やさしい統計入門 
柳井晴夫・田栗正章・藤越康祝・C.R・ラオ/著

 

豊田教授のお勧めの1冊は『やさしい統計入門』(講談社)。著者のひとりC.R・ラオ氏は、現代統計学の屋台骨を構築した大学者。「まさにアインシュタインが相対性理論の解説書を書いたような本。統計学の入門書としてこれほど質の高いものはありません」と話す。

心理統計学で明らかになるブランドの価値

たとえ同等の品質であったとしても、ロゴの有無で価格や売上に大きな差が生まれる。ブランド価値とは、長さや重さのように明確に測定することはできないが、確実に存在しており、企業にとって大きな関心事だ。

早稲田大学文学学術院の豊田秀樹教授の専門は心理統計学で、研究テーマのひとつが「目に見えないもの」の特性、つまり「構成概念(psychological contracts)」を測ることだ。

構成概念の最たるものに知力がある。豊田氏は「最近はTOEICのように属性の異なる人々が異なる問題を解いて同じ処遇を受けるような、比較可能な手法が求められている」と話し、そうした要求に応える能力測定テストの開発や理論構築に携わっている。

ブランド評価では2001年から、日経BPの調査報告書「ブランド・ジャパン」の企画委員としてブランド価値の結果分析を担う。「従来のブランド評価はマーケティングの専門家の意見でブランド価値の高低が決まるが …

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