「宣伝会議」の表紙では、さまざまなジャンルの最新データをインフォグラフィックスを使って紹介していきます。今月は、新しい時代のLTV(顧客生涯価値)を表すビジュアルです。

デジタル、モバイル、ソーシャルメディアによって変わるLTVの測り方。
今回のデータのテーマは、「トータルライフタイムバリュー(tLTV)」。LTVとは、顧客が生涯を通じてブランドにもたらす経済価値を指し、マーケティングの重要な成果指標の一つだが、これに加えて「ある顧客がソーシャルメディアなどを通じて、他の顧客に対して与える影響やアドボカシー(支援・擁護)の潜在価値」を経済価値に換算し、算出する計測指標をtLTVという。
デジタル、モバイル、ソーシャルメディアの浸透により、消費者の購買意思決定プロセスは大きく様変わりした。メディアに登場するセレブリティに影響されて商品を購入する時代は終わった。より、口コミの力は増しているが、その口コミもかつてのように、リアルな場で1対1で行われるものだけではなくなっている。今、購買行動に影響を与えるのは、WebやSNS上で自分の経験やお勧めのモノ・コトを積極的に発信するトレンドセッターやインフルエンサーだ。数多くの顧客のうち …