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そもそも“コモディティ”をどう捉える? 新たな価値を生み出す発想のヒント

公開日:2015年6月11日

「ロボティクスで世の中をユカイにする」をテーマに、ネットとリアルをつなぐプロダクト制作を行うユカイ工学。代表を務める青木俊介氏は、チームラボの設立に携わり、現在はコミュニケーションロボットの開発を手掛けている。進化の激しいテクノロジーの世界に身を置く青木氏に、脱コモディティのヒントについて聞いた。

ユカイ工学 CEO 代表 青木俊介氏(あおき・しゅんすけ)
東京大学在学中に、チームラボを設立、CTOに就任。その後、ピクシブのCTOを務めたのち、ロボティクスベンチャー「ユカイ工学」を設立。家族をつなぐコミュニケーションロボット「BOCCO」をDMMロボットにて発売。

コモディティ化しないテクノロジーはない

――商品やサービスのコモディティ化をどのように捉えていますか。

僕はコモディティ化を良い意味で捉えています。なぜなら、コモディティ化はテクノロジーの進化によって起こる現象と言えるからです。コモディティ化しないテクノロジーはないし、それが宿命である以上、これをチャンスとして捉える以外にありません。

実際に僕が行っているロボット事業も、以前は数百万円したセンサー機能が現在は個人でも購入できる価格で提供されているからこそできるもので、僕はまさにその恩恵を受けて仕事をしています。液晶テレビはコモディティ化の典型であり、もはや品質や機能で差別化する余地がない。スマートフォンにしても、今後もさまざまな機能は付加されていくと思いますが、現在の形状を保ったままコモディティ化していく一方だと思います。

ただ見方を変えれば、そうした状況だからこそ、新たな商品をつくるチャレンジがしやすい環境でもあります。

――そうした市場環境で、企業はどのように差別化を図るべきでしょうか。

差別化を考える上での戦略には大きく2つあります。1つはグローバルマーケットを目指すこと、もう1つは …

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