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ファッション誌から見える女性の意識の変遷

女子の時代
馬場伸彦/池田太臣編著

米澤准教授のお勧めの1冊は馬場伸彦、池田太臣編著の『女子の時代』(青弓社刊)。

既成概念を壊したファッション誌の言葉

日本のファッション誌の歴史はマガジンハウスが1970年に創刊した『anan(アンアン)』からスタートした。その翌年には集英社が『non-no(ノンノ)』を創刊。当時これら2誌が提案するライフスタイルに影響を受けた女性は“アンノン族”と呼ばれた。それ以来、ファッション誌は、“JJガール”や“シロガネーゼ”といった、女性のライフスタイルを表現した新しい言葉を次々と生み出している。

こうしたファッション誌の研究では、古くはフランスの哲学者ロラン・バルトが衣服の流行を論じた『モードの体系』などが知られている。だが、『JJ』(光文社)や『CanCam』(小学館)など、20代前半の女性を対象とした日本のファッション雑誌は、これまで体系的に研究されていなかった。甲南女子大学人間科学部の米澤泉准教授は「ファッション誌は女性の社会的な生き方に非常につながっている。そこに着目して研究をスタートした」と話す。

米澤氏は「ここ数年、ファッション誌はカジュアル化が進んでいる」と言う。それまでは …

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