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消費をしない!?若者を分析する――キリン食生活文化研究所調査より

公開日:2014年11月09日

若者は何から離れ、何から離れていないのか?一口に「○○離れ」とくくっていては分からない若者の心理も、丁寧にひもとけばアプローチのヒントが見えてくる。キリン食生活文化研究所の調査結果から紹介する。

男子の関心は「ゲーム」「アニメ」が二強。「お酒」は全体並み。女子は「友人との時間」「SNS」など、交流への関心も高い。

データで見る若者の関心事

キリン食生活文化研究所では、全国16~69歳の男女約8000名を対象にした「食卓調査」を行い、日本人のライフスタイルを調査研究している。20代男女の関心事を分析すると、男女で明確な傾向の違いが見られるとキリン食生活文化研究所の太田恵理子所長は言う。「一言で言うと、男子は内ごもりで、女子は交流に関心が高い。他世代に比べて、20代男子はゲームとアニメのスコアが高く出ます。女子がファッションや美容に関心を持つのは以前から変わりませんが、男子と比べると家族や友人と過ごす時間など、人と交流することへの関心が高いようです」。

関心度を横軸に、人と一緒にする比率(共有度)を縦軸にマッピング。20代男子は、20代女子と比べ関心度も共有度も小さくまとまる傾向。「酒」「車」「海外旅行」などもの離れの代表格は、共有度に比べ関心度が低いエリアにあることから、一緒にやる相手がみつかりにくいことも要因と言えそう。

20代男女の関心事を項目別にマッピングしたところ(図2)、さらに興味深い事実が見えてきた。関心度を横軸に取り、共有度(その行為を人と一緒にする割合)を縦軸に取ると、共有度に比べて関心度が低い左上のエリア(黄色の部分)に「お酒」「車」「海外旅行」といった「○○離れ」を代表する項目が集まったという。「一緒にやる相手が見つかりづらいことも…

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