流通に迫る「オムニチャネル」という波

公開日:2014年7月23日

都内のショッピングモール。店舗とネット販売、双方のショッピング体験向上が求められている。

オムニとはラテン語で、英語で言うと「all」である。つまり、オムニチャネルは全チャネルという意味。あらゆる流通にコンテンツ、広告、商品を流そうということである。この4年間、全世界で30億台以上普及したスマホや、Wi-Fiやblutoothといったネットワークのオープン化で、企業が消費者とコミュニケーションとれるスクリーンが増えた。

映像や音楽のようなコンテンツやニュース、それに広告は、そうしたスクリーンを回遊し、メッセージの受け取り手を探し続ける。これまで、テレビと放送局、電話と通信会社、新聞と新聞社のように、チャネルやメディアとコンテンツ制作会社は垂直統合されていた。それが、テクノロジーの進展で、その制約が無くなった。

消費者も企業も、全てのチャネル=オムニチャネルで ...

この記事の続きを読むには定期購読にご登録ください

月額

1,000

円で約

3,000

記事が読み放題!