桃屋は3月21日から、新商品の食べる調味料「さあさあ生七味とうがらし山椒はピリリ結構なお味」のテレビCMを開始した。日本の伝統的な食材を使った商品をアピールするため、歌舞伎の舞台をモチーフとしたCMに仕上げている。

箭内道彦さん演出で歌舞伎の舞台を再現
黒衣の2人も現役の歌舞伎俳優
主演はテレビドラマでも人気の歌舞伎俳優、片岡愛之助さん。都内のスタジオに歌舞伎の舞台を再現した。演出は2009年以降、桃屋のテレビCMを多数手掛けてきた箭内道彦さん。特大の生七味とスプーンを持つ黒衣は片岡千藏さん、片岡愛一郎さん。
ユニークな商品名が広告の土台に
桃屋が2月に発売した新商品「さあさあ生七味とうがらし山椒はピリリ結構なお味」のテレビCMは、実写の歌舞伎の舞台から始まる。「さあさあさあ/山椒ピリリの~/生七味~/忘れちゃならねぇ~/日本の味/食べる生七味 桃屋!」というナレーションとともに「生七味売り」に扮するのは片岡愛之助さん。舞台や衣裳もすべて歌舞伎のプロが手掛けており、演出の箭内道彦さんは「NHKの歌舞伎中継が民放で流れ出したかのようなインパクト」を目指したという。
「『生七味』は山椒やゆず皮といった7つの素材を活かした、ソフトタイプの七味。誰も味わったことがない商品だからこそ、今回のCMのオリエンでは“誰も挑戦したことがない表現”であること、そして“日本の伝統的な味わいを大事にする”桃屋の思いが伝わる表現にこだわりました」と話すのは、同社の広告宣伝や広報に携わる森本豊彦さん(営業企画室)。