マインドシェアを高める=「バズる」ことではない。

公開日:2014年2月02日

  • アライドアーキテクツ 津下本耕太郎

消費者の行動がデジタル領域に広がる中、企業にはそれに対応したコミュニケーション戦略を構築することが求められている。リアルだけでなく、ネット上でも顧客から愛される企業になるための鍵とは?ここでは、その作法とマインドセットを解説する。

ネットならではの特徴とは双方向性。オンライン空間ならではのコミュニケーションの作法は、この双方向性に起因するものが多い。ここでは、フェイスブックを中心とした企業のソーシャルメディアキャンペーンを数多く支援してきたアライドアーキテクツの津下本耕太郎氏が、3つのポイントを挙げながら、オンライン空間でマインドシェアを高めるためのコミュニケーション実践論を解説した。

ソーシャル活用に3つの提案

昨今、単発的に実施される企業のプロモーションにおいて、その内容が「バズる」(=SNSを介して話題になる)ことは、企業のマーケティング活動において非常に有効な手段であるとされています。しかし一方で、バズを生み出すことが、長期的な視点で見た時に顧客やファンの高いマインドシェアの維持につながるのか、という点には疑問を呈する声も少なくありません。

そんな中、独自にその答えを模索し、顧客やファンの中にブランドイメージを蓄積しながら、生活者との継続的・長期的なコミュニケーションを展開するブランドや企業が増えつつあります。短期的な話題化を繰り返すのではなく高いマインドシェアを獲得するためには、何が重要なのか。3つの提案とともにそのヒントを探っていきます。

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