2014年は「現実世界に滲みだすインタラクティブ表現」に注目せよ

公開日:2013年12月11日

  • 緒方壽人(takram design engineering)

Box

夜の街を自由自在に飛び回るたくさんの小型ドローンの映像。レクサスの最新CMだ(http://youtu.be/uj0v1BgzUdc)。モーションキャプチャとプログラミングを駆使して、実際に本物の小型ドローンを飛ばして撮影された実写映像であることが話題を呼んでいる。CGをいかにリアルに見せるかという技術が行き着くところまで行き着くと、レクサスのCMのように、ロボティクスに代表される現実世界のテクノロジーを逆に映像表現に取り入れる例が見られるようになってきた。たとえば、Bot&Dolly社の実験映像Boxではプロジェクションマッピングとロボティクスを高い精度で融合させ、話題になっている(http://botndolly.com/box)。

現実世界の技術は、すでにCGを凌駕するレベルで実現されつつあり、どちらの映像でも、人々は同時に公開されているメイキング映像を見て「本物」が「まるでCG」に見えることに驚くのだ。

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