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通信と放送の簡単すぎる融合

公開日:2013年9月18日

アメリカのネット配信企業「Roku」が昨年発売したスティック型のSTB

スティック型スマートテレビ

今年の春、まだ桜も散ってないころ、NTTドコモなどの通信会社やTSUTAYAが、「スマートテレビ」なるサービスを一斉に始めた。スティック型の器具を購入してテレビに差すと、スマートフォンで加入している「dビデオ(NTTドコモ運営)」「UウーラULA(ソフトバンクとエイベックスが運営)」といった映像サービスを大画面で楽しめる。

一見なんということもないサービスであるが、私は結構大きな話ではないかと思っている。

なぜか?

まず、この「スマートテレビ」はリビングに置いてあるテレビのスクリーンを、何事もないように平然と通信会社が奪うことになるからだ。

いままで、テレビでネット配信サービスを展開するには、STB(Set TopBox)と呼ばれる機械が必要で、最も小さなSTBであるApple TVでも10センチ角の大きさであった。それが、技術の進歩でスティック型に収まって手軽に利用できるのだ。そんな中アメリカのRokuというネット配信企業が、昨年スティック型のSTBを発売。放送と通信の融合が、大掛かりな機械やインフラも必要なく、簡単なガジェットで可能になった。

それに、「dビデオ」と「UULA」、KDDIの「スマートパス」を合わせると、その会員数はすでに1000万人以上もいる。通信会社はコンテンツにお金を払うユーザーを伴って、テレビスクリーンに進出するのである。

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