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「可視化がサプライズを生み出す」ビッグデータ×クリエイティブの可能性

公開日:2013年9月01日

スパイスメーカーのマコーミックが採用したR/GAが企画した「FlavorPrint」。

シェアラブルであることとシェアしたいと思われることは違う


サイバーは溶けてなくなった

今年カンヌライオンズに参加して感じたのは「カテゴリー」の意味がますますなくなっているということだった。その"元凶"となっているのは、言うまでもなくサイバーの存在。僕が審査に参加をしたプロモ&アクティベーション部門でも、"サイバーっぽい"作品がたくさん出てきたし、そもそもサイバー部門で賞を獲った作品も決してサイバーだけに閉じてはいなかった。

フィルム、PR、ダイレクト、ラジオ、インテグレーテッドでグランプリを受賞したメルボルン鉄道の事故啓発ムービー「Dumb Ways to Die」も表現はフィルムではあるけれど、その裏側にはデジタルとソーシャルを使ったシェアされる仕組みがある。そしてその仕組みが実際に事故件数を減らすという目に見える成果を生んでいる。

もはやデジタルはコミュニケーションを考える際に、組み込んで当たり前。あらゆるものがデジタルでつながり、融合しつつある。「溶けてなくなった」ことに、これまでのメディアにはなかったデジタルの特性があるし、それはメディアとして最高の進化の形だと思う。


変化の本質は「ble」

しかし企業側の視点で言えば、そもそもメディア別に組織が縦割りになっているし、予算計画もメディア別に考えている。そのため、どうしても「デジタルを使って新しいことをしたい」という考えに行きついてしまう。しかし人々の生活を見れば、もはやデジタルかリアルかを区別せずに過ごしているのは明白なこと。デジタルが与える本質的な価値を理解し、コミュニケーションに組み込んでいく必要があると思う。

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