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カンヌライオンズ2019 グランプリ作品これで早わかり PART4

公開日:2019年8月05日

各部門でのグランプリ有力候補だったNIKE「DREAM CRAZY」を押さえて、BURGER KING「THE WHOPPER DETOUR」が三冠に輝いた今年のカンヌライオンズ。社会課題への取り組みがより顕著になっているが、従来のように問題提起にとどまらず、それを実行に移す企業が高く評価される結果となった。

ファーマ部門
Grand Prix

WeChatでできるCOPD診断

    中国
    GSK GLAXOSMITHKLINE「BREATH OF LIFE」
    (McCANN HEALTH, Shanghai)



呼吸器科医や水墨画のアーティストとコラボレーションして制作された、COPD(慢性閉塞性肺疾患)の自己診断ツール。ユーザーは最初に木の形と花の色を選び、次にスマートフォンに向かって息を吐き出すと、肺活量によって花の咲き誇るインクの木が成長する。その結果が70%を下回った場合は、病院への訪問を勧めている。

プリント&パブリッシング部門
Grand Prix

政治情勢に抗議する白紙の新聞

    アラブ首長国連邦
    AN-NAHAR「THE BLANK EDITION」
    (IMPACT BBDO, Dubai)



レバノンの日刊紙『AN-NAHAR』が、レバノンの政治情勢に抗議するべく発行した白紙の新聞。レバノンは政治が停滞し、総選挙に新たな内閣が作れず6ヶ月間も空白状態が続いていた。同紙は、市民がソーシャルメディアを介して自分の見出しを書いたり、政治家にメッセージを送ったりするよう奨励し、"AN-NAHAR"史上最も売れたという …

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この記事が含まれる特集

時代の先を行く企業に学ぶ 世界のクリエイティブ

世界最大級の広告祭であるカンヌライオンズは、2018年に会期や部門などを大きく刷新。今年も新たに2部門が設けられるなど、広告界の動きに合わせて変化し続けている。エントリーされる作品は、いずれも大きな成果をあげたブランドキャンペーンや最先端の手法で制作されたクリエイティブなど。そこには、新たな切り口やアイデアを見ることができる。近年は社会課題が大きなトレンドになっているが、いまも変わらずカンヌライオンズは、広告界にとっての新しいケーススタディが溢れる場であることは間違いない。

その現場に行かずとも、受賞およびエントリー作品や審査員が何を語ったかを知ることは、これからの広告を考える上での大きなヒントになるはずだ。本特集では今年のカンヌライオンズの受賞作品を振り返るともに、参加者や審査員による作品・セミナーの分析と解説を紹介する。

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