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コミュニケーションを促す紙パッケージ

公開日:2020年3月08日

「キットカット」の販売量世界一の日本でネスレ日本が行ったのは大袋タイプ5種を紙製に切り替える大胆な取り組みだった。

変更後の「キットカット」(左)と変更前(右)のもの。光沢や彩度は落ちたが、より優しい印象に。

海洋プラごみの解決のために

ネスレ日本は2019年9月下旬の出荷分から、チョコレート菓子「キットカット」の大袋タイプ5種の外袋を、プラスチックから紙パッケージに切り替えている。

これは、世界190カ国に事業を展開するネスレがグローバルで掲げている、「全世界で2025年までに、同社の製品の包装材料を100%リサイクル可能、もしくはリユース可能にする」という目標を達成するための取り組みのひとつ。海洋プラスチックごみ問題の解決に向けた活動だ。

ネスレ日本ではこれを受けて、世界で最も販売数の多い「キットカット」製品で、「2020年9月までに大袋全製品の外袋を紙パッケージに変更すること」「22年までに100%リサイクル可能、あるいはリユース可能な素材へ変更すること」を目標に掲げている …

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SDGs時代の新しいパッケージのかたち

紙ストローの採用、プラスチック製ショッピングバッグやツール類の廃止、名刺をFSC森林認証紙への切り替えるといったニュースを、この1年くらいの間によく耳にするようになりました。多くの企業がSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)で設けられた各ゴールに向けて取り組むようになり、さまざまな施策が始まっています。その中で「脱プラスチック」「フードロス」「リサイクル」「リユース」といった点から、素材を切り替える、リサイクル・リユースしやすいかたちにするなど考えていかなくてはいけないのがパッケージです。

ブランドや商品の顔であり、人々が手にするきっかけをつくるものでもあるパッケージ。こうした流れの中で、エコな素材とデザインのバランスをどう考えていくべきか。また、いま日本の企業はどのような考えで、どこまで進めているのか。本特集では、現段階でこうした取り組みを進めるブランドや企業に話を聞きました。

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