講座について
2022年のTCCグランプリを受賞、また、言葉、デザイン、テクノロジーなどメディアを問わず、課題解決に取り組んでいる田中直基氏が講師を務める新講座「田中直基クリエイティブラボ」を開催いたします。サブタイトルとして、「どんな課題も柔軟に楽しく解決するネクスト・クリエイティブ・ディレクター養成講座」としています。
何かのスペシャリストになることを否定しているわけではありませんが、アウトプットの形やメディアの枠組みにとらわれることなく課題に応じて、柔軟な思考で打ち手を繰り出していくための考え方と方法論を講義+実践的な課題演習を通じて学んでいきます。
全8回の講義テーマ
1回目 | 企画を言葉/視点から発想する #1 |
2回目 | 企画を言葉/視点から発想する #2 |
3回目 | ステートメントを書く |
4回目 | 世界の優れた企画を学ぶ |
5回目 | デザインと企画を掛け算する |
6回目 | 新しい方法論で企画する #1 |
7回目 | 新しい方法論で企画する #2 |
8回目 | 実践してみる |
こんな方にお勧め
コピーライター、プランナー、デザイナー、ディレクターなど若手クリエイター全般に特にお勧めですがクリエイティブの実務経験や広告関連業界に勤めているかどうかは問いません。
これからの時代の新しいクリエイターとしての発想法と企画法を学びたい方すべて大歓迎です。
例えば、こんな悩みを感じたことがある方にもおすすめです。
"枠にとらわれず、新しい広告をつくりたい"
"デジタルやテクノロジーに興味はあるが、どう始めていいか分からない"
"コピーやCMが好きだけど、新しい作り方に挑戦してみたい"
講師紹介

Dentsu Lab Tokyo / Dentsu Zero
クリエイティブ・ディレクター / コピーライター
田中 直基氏
クリエイティブディレクター、コピーライターとして、言葉、映像、デザイン、テクノロジーなど、課題に適した手段でニュートラルに企画し、世の中や企業のさまざまな課題を解決している。主な仕事に、TOKYO2020パラリンピック開会式"PARAde of ATHLETES"、AI監視社会から逃れるカモフラージュ「UNLABELED」、「マツコロイド」、Eテレ「デザインあ」、サントリー「サントリー生ビール」、「話そう。」、「人生には、飲食店がいる。」、パートナーエージェント「ドロンジョとブラックジャック」、YouTube「好きなことで、生きていく。」など。国際的なエンターテイメントのアワードTHEA CATARYST AWARDを日本人で初めて受賞したほか、主な受賞歴に、TCC賞グランプリ、ADFESTグランプリ、朝日広告賞グランプリ、広告電通賞グランプリ、ギャラクシー賞、ADC賞、ACC賞、Cannes Lions、D&AD、LIA、NY ADC、グッドデザイン賞、クリエイターオブザイヤー2021メダリストなど。
講師からのメッセージ
今、広告クリエイティブの世界は、大きな変化の真っ只中にあると思います。
半世紀続いた「決められた枠の中で最上の伝え方をつくる」という時代から、「枠というルールから解放され、最上の伝え方を"新たに"つくる」時代へと変化しています。戦場が変われば当然戦い方も変わりますし、選択肢が広がれば考えることは増えるわけで。なんだか大変で難しくなったように感じます。
でも、僕は、企画をする人間にとってその本質は変わらないと思っています。言葉や映像を作るときの視点の見つけ方、企画の見つけ方はそのままでいい。当たり前ですけど、言葉とアイディエーション、ストーリーテリングは超必須スキルです。そのスキルに新たな道具や新たなメディアを掛け算していくんです。むしろ面白い時代です。
僕のクリエイティブとしてのキャリアは、いわゆる花道ではありませんでした。
初期配属は営業。4 年間の営業勤務の後、コピーライター、CM プランナーの名刺を持ちましたが、地上波や新聞 15 段のようなキラキラした枠ではなく、ひたすらバナーを作ったり、説明動画を作ったり、小枠のコピーを考えたり。逆にそんな環境だったからこそ、枠にこだわることなく、新しい表現を作っていきました。WEB や SNS という舞台で自分でコンテンツを作るようになり、テレビ番組やインスタレーション、一昨年はオリパラの会場演出やパラリンピック開会式の企画演出などを行いました。一方、TV や新聞でももちろん新しい表現にトライしています。枠や型がないから、どんな課題でも対応できる。課題に合わせて、いろんな手業を繰り出すことができるニュートラルクリエイティブです。
課題や外的要因が劇的に変化したり、そもそも明確なブリーフィンングがない、これからのクリエイティブ人には、そんなやり方が必要のような気がします。
今まで、あまり自分のやってきたことを体系化したり、誰かに伝授したりなどはしたことがありませんでしたが、今回宣伝会議さんからこのような機会をいただき、また自分自身もかつて宣伝会議に通い、そこでたくさんの仲間や師を見つけたことが今の自分に生きているので、恩返しも兼ねて、やってみようと思いました。目指したいのは、大学のゼミや研究室のような場所です。一緒に新しいクリエイティブの方法論を探求する場所。また、一つの正解を一方的に教えるのではなく、考え話し合い、議論しながら正解を見つけていくような場所。あと、受講者同士で仕事が生まれたり、人間関係が続くような場所。なるべく「生」な講座にしたいです。オンラインより対面がいいですね。解像度が違うので。僕にとってはこのラボ自体も手探りで実験です。温かい目でおつき合いください。どうぞ、よろしくお願いします。
【ゲスト講師(前期実績)】

電通
クリエーティブディレクター/コピーライター/CMプランナー
栗田 雅俊氏
主な仕事に、宝くじBINGO5、カップヌードル、サントリー「話そう。」、パートナーエージェント「ドロンジョとブラックジャック」、デカビタC「元気すぎるご当地キャラ」、カシワバラ「大規模修繕な人々」、Netflix「リラックマとカオルさん」など。TCC賞など受賞。

BASSDRUM
Tech Director
公文 悠人氏
1984年福岡生まれ。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科修了後、2011年より博報堂アイスタジオに在籍し、3年程サーバーサイドのエンジニアとしてコーポレート/キャンペーン/コミュニティーサイト構築を経験。 2014年からは、R&D部署にてハードウェアエンジニアとして、様々なプロダクト開発や屋外インスタレーションの制作に携わる。IPA未踏IT人材発掘·育成事業スーパークリエータ(2009年)。2018年9月より、BASSDRUMに参画。

電通
クリエイティブディレクター
加我 俊介氏
外資系コンサルティングファーム(朝日アーサーアンダーセン)、ADKを経て、2012年電通入社。表現開発に加えて、マス広告にPRやプロモーション、話題拡散装置としてのOOHを組み合わせた統合的なコミュニケーションプランニングを得意とする。その他にも、音声ARを始めとするサービス開発、ドラマの企画・原案、展覧会や店舗の体験設計/企画プロデュースなど幅広い業務を担当。主な受賞歴は第60回ACCフィルム部門グランプリ他、ADFEST、AD STARS、CANNES LIONS、CRESTA、Epica、LIA、NY ADC、One Show、Spikes Asia、TIAA、広告電通賞、文化庁メディア芸術祭など。

電通
Creative Technologist
村上 晋太郎氏
2016年、電通に入社。大学時代に研究していた機械学習の知識を生かしながら、リサーチ、企画、プロトタイピング、提案、実施まで全てに携わる。スポーツ、音楽、出版などさまざまな分野で見つけた新しい化学反応を、プランニングに還元することを目指している。カンヌライオンズ、D&AD、ヤングスパイクスなど受賞。

Dentsu Lab Tokyo
Head of Design アートディレクター
小柳 祐介氏
1982年東京生まれ、東京藝術大学大学院デザイン専攻修了。在学中から映像作家として活動し、電通に入社。現在zero局所属。Dentsu Lab TokyoのHead of Designを務める。新聞、CMなどのトラディショナルな広告領域からテクノロジー領域まで垣根なくブランディング、ディレクションすることを得意とする。 主な受賞歴はアルスエレクトロニカ栄誉賞、文化庁メディア芸術祭推薦作品選出、Red Dot賞、広告領域では東京ADC賞、D&ADイエローペンシル、NYADC金賞、One Show金賞、London International Awards金賞、The Clio Awards金賞、Adfest グランプリ、MADSTARSグランプリなど受賞。講師歴は2019-2021 東京藝術大学デザイン科、2024- 武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン科マーケティングコミュニケーションデザイン。審査員歴はNYADC、MADSTARSなど。
申し込みについて
本講座にご参加いただくためには2つのことが必要です。
【1】講座へのお申込み
このページからお申込みを進めてください。
お申込み後完了メールが配信されますが、
そのメール文面中に、下記の【2】の提出先等の情報がありますので
必ず、内容をご確認ください。
【2】受講の動機・その理由について
本講座はゼミを模した形式のため少人数制で実施をいたします。
そのため参加希望者多数だった場合には、選考を行います。
それを踏まえて、
・簡単な自己紹介
・この講座で得たいものは何ですか?
という2つを記載したPDFデータを1点、
事務局指定のアップロード先にご提出をお願いいたします。
特にフォーマットはご用意いたしませんが、
PDF形式で1点(文字数やページ数は問いません)、
お名前の記載を忘れずにご準備ください。
提出期限は2025年6月18日(水)23:59とします。
結果は、2025年6月30日(月)を目処にメールでご連絡いたします。
なお、選考を行いますため、通過者のキャンセルは不可といたします。
予めご了承ください。
基本的には選考後のお支払いで問題ございませんが、
もしクレジット決済等が完了している落選者には全額ご返金
もしくはクレジット決済のキャンセル処理をいたします。
第3期 田中直基クリエイティブラボ
開講日 | 2024年7月9日(水) |
講義時間 | 19:00-21:00 |
定 員 | 15名程度 |
講義回数 | 全8回 ※やむを得ない事情によりスケジュールを変更する可能性がございます。予めご了承ください。 |
開催場所 | 南青山・宣伝会議セミナールームとDentsu Lab Tokyoのスタジオのいずれかを使用します。 |
受講価格 | 125,000円(税込 137,500円) ※申込金10,000円(税込 11,000円)を含みます 本講座は事前エントリー制のため、最初の申込時は便宜上0円の商品を購入いただきます。その後、エントリー通過者には、再度、上記の受講料の決済をしていただく形となります。予めご了承ください。 |
注意事項 |
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