.png)
いつでも視聴できる「オンデマンド配信」
ブランドのコアは守りながら、
変えるべきところを判断するための
いま売れ筋の商品であっても、リニューアルが必要な時期は訪れます。本講座では商品担当の方に向けて、リニューアルすべきかどうかの判断基準、課題に応じてのリニューアル方法などを身に付けていただきます。
コロナ禍を経て商品ライフサイクルがより短くなっている今、個々の商品の売上は減少傾向にあります。開発費にかける予算も減りつつある中、一か八かの新商品にかけるのではなく、ある一定の売上を保っている既存商品の管理が重要となっています。競合の商品によるコモディティ化など、商品の置かれている環境は常に変化しています。商品の鮮度を保つことが大切になってきますが、適切な施策が打てないと時代に取り残される商品になってしまいます。
ブランドを前任者から引き継いだだけで
どこをどうやって変えればいいのか分からない方へ
足並みのそろっていないリニューアルは闇雲に既存ブランドを傷つけるだけ。時代に取り残されないために変えるべきところと守るべきところを見極める。
多くの類似商品が出回る市場では、各商品は柔軟な対応をしていかなければなりません。時代に取り残された商品にならないためにも、リニューアルすべきポイント、時期を見極める必要があります。
また、社内で多くの制約があり、なかなかリニューアルを進めることができない、という課題もあります。リニューアル案が役員の反対にあう、ガイドラインが厳しくて大きく変えられない、など。
自分の感覚で商品に手を入れることはご法度ですが、リニューアルが進まないと売上は下降を辿る一方です。リニューアルの判断基準を押さえたうえで、担当として社内調整、進行スキルも求められます。
同じ商品で同じことを行っていると、徐々に売上は目減りしていってしまいます。ロングセラー商品は目に見えては分からなくともリニューアルを繰り返し、時代に合わせた鮮度を保っています。しかし、企業を代表するようなロングセラー商品ほど、築き上げたブランドがあるために安易に手を加えていくことが難しいです。そこで必要となるのが、なぜ行うのかという「裏付け」です。既存客の離反を起こさず、新規客を取り込むために、本講座では裏付けのあるリニューアルの方法論を学びます。
いくら良い商品であっても、ターゲット、競合、自社の商品など、環境が変化すれば、その立ち位置も変わってきます。陳腐化した部分、変えてはいけない部分を把握することがリニューアル成功のポイントとなります。ただ流通の言うとおりに、顧客の声のままにリニューアルをしていると、盤石な売上を作り出していくことはできません。マーケティング視点を持って取り組んでいくことが重要となります。
「商品をリニューアルすること」を目的にしてしまうと、売上を伸ばすことはできません。本当にブランドをリニューアルしていくためには、プロジェクトのマネジメントスキルが必要になってきます。リニューアルの成功要件、計画の立て方といったプロジェクトの進め方から、リスクの評価方法と対応策の作り方まで、リニューアルを成功に導くプロジェクトの進め方を学びます
商品のリニューアルをする理由には、「売上が落ちてきたから」「商品が古くなったから」などが挙げられます。ですが、商品が古くなり売上が落ちてくるほど、ブランドの再生は困難になっていきます。商品の現状から予兆を読み取り、先へ先へと働きかけていくことが効果的です。トライアル率の減少、リピート率の減少、ターゲットの変化など、商品の置かれている状態を把握し、それに合わせたリニューアルを行っていくことが求められます。
このステップでは、商品がどういった状態の際にテコ入れを行っていけばいいのかといった、リニューアルのタイミングを判断する基準を学びます。
品質、機能、パッケージやターゲット、コンセプトなど、商品の置かれている現状によって何を変えるべきか、その大小の規模が変わってきます。ただ古臭いからといって下手なところをいじってしまうと、既存客の離反などを引き起こし、逆に商品の売上を下げてしまうことが起こりえます。そして起こった後にいくら元に戻したところで、既存客は戻ってきません。リニューアルにおける、新たな層の開拓や、競合との差別化などの利益を得るためには、明確な判断基準を備えておく必要があります。
このステップでは、既存商品の何をどう変えるべきなのかといった、戦略的なリニューアルの裏づけになる基準を学びます。
往々にして、リニューアルという手段ばかりに頭が先行して、それ自体が目的になっているケースがあります。そういった進め方の場合、そもそも上長の容認を得ることができません。本当にブランドを若返らせていくためには、社内のマネジメントが必要になってきます。そのためには、リニューアルすべき理由、得られるベネフィット、目標などを明確にし、一度タスクに落とし込んで、実行方法を明確化していくことが求められます。
このステップでは、実際に行動を起こしていくために必要な、リニューアルプロジェクトの動かし方について、成功事例から学んでいきます。
1992年学習院大学経済学部卒業。味の素ゼネラルフーヅ大阪支店第一営業課、営業統轄室営業企画グループ、コーヒーマーケティング部ブレンディ・グループにてキャリアを積む。その後、マキシアム・ジャパンにて「レミーマルタン」「アブソルート・ウォッカ」など、スピリッツ・ブランドのブランド・マネージャー、マーケティング・マネージャーを務めた後、ハーシージャパンにてチョコレート・ブランドのマーケティング・ディレクターに就任する。 2002年に「ブランド・マネージャー(経済界)」を出版。それをきっかけに読者から相談を受けるようになり独立。以来、マーケティング、ブランディングを得意とする経営コンサルタントとして200社以上の経営者、事業責任者と働く。現在はいくつかの会社の役員も務める。
1980年に東北大学大学院修士課程を修了後、明治製菓株式会社に入社。食料開発研究所に配属後は、グミをはじめ、キャンディ、ガムの研究開発に14年間携わる。主な開発品は、「果汁グミ100」や「わたガム」等、多数。94年に食料商品企画部に異動。「きのこの山」、「たけのこの里」をはじめ、「アーモンドチョコボール」等のチョコスナック菓子全般を担当し、新製品の企画開発やリニューアルに携わり、売上げ向上に貢献。 95年に、ワーナー・ランバート社に開発リーダーとして招かれ、味長持ちの「クロレッツ」、液体入りの粒ガム「クロレッツICE」をはじめ、「リカルデント」、「ストライド」等をグローバルR&Dと共同開発し、当社のガムのシェアを当初より約4倍の30%まで引き上げることに成功。2018年6月より現職。
カリキュラム | |
---|---|
時間 | 講義内容 |
第1部 | 商品リニューアルを実践するには
・製品とデザインの見直し、リニューアル戦略 ・ブランドの大手術、リポジショニング戦略 ・ブランド価値の検討(コンセプトを作るプロセス/コンシュマーインサイトを完全理解する/消費者のペインポイントを見つける/カテゴリー・ネーミングについて) ・ブランド要素の検討(覚えられないネーミングの解決法/競合ブランドへの対峙戦略/ロゴ戦略/パッケージ戦略/キャラクター戦略) ・ブランド体験の検討(新たなブランド体験/実際のイノベーション事例紹介/ブランド体験と売上の関係/マーケティング投資とイメージ総量の関係) |
第2部 | リニューアルを成功に導くプロジェクトの進め方
・何から手をつけるべきかの計画の立て方 ・プロジェクトの進め方 ・リスクの評価方法と対応策の作り方 ・役割分担 ・協力者、妨害者の把握 |
概要 | ||
---|---|---|
受講形態 | 宣伝会議オンライン内でオンデマンド配信 視聴期間内であれば、ご自身の自由なタイミングで視聴できます。 | |
受講のご案内 | 【実施上の注意】 | |
受講料金 | 1名受講 | 59,000円(税込64,900円) |
100名まで | 550,000円(税込 605,000円) | |
オンデマンド研修について | ・(受講手順)申込後、全受講者の視聴開始まで、最短で3営業日ほど要します。申込後に、事務局から別途、視聴開始日や受講者を指定するためのご案内をお送りします。 ・(視聴開始日)視聴開始日は、数日~数カ月先の指定も可能です。受講者への事前連絡も想定し、余裕をもった申込みをお勧めします。 ・(視聴期間)視聴期間は14日間で、延長キャンペーン対象外です。 ・対象は、同一の企業・団体の従業員の方です。親会社・子会社・関連会社の従業員の方は対象外となります。 | |
割引チケットについて | ※この講座は、法人窓口の設定により1講座あたりの受講料金が約8割引におさえられる「スタンダードトレーニング」対象です。 | |
注意事項 | 受講は申込者本人に限ります。他人に貸与・譲渡することはできません。 |