【予約受付中!2026年1月23日(金)に配信開始】
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データ収集〜保存の流れを自分で設計し、分析のスピードを最大化する
必要なデータが届かない、更新されない、壊れる。そのたびに担当者が手作業で調整し、レポート作成や意思決定がどんどん遅れていく。本当の課題は、ツールではなく「データを安定して流す仕組み=パイプライン」が存在しないことです。本講座では、データ取得から加工・蓄積までの流れを整理し、自社の業務に合わせて設計する考え方を学びます。デジタルツールを活かすための土台となるデータ基盤を、自社主導で整える力の習得を目指します。
講座のポイント
01 技術要素を全体像から理解する
Python・API・データ加工・データベース・Webアプリケーションなど、ミニパイプラインを構成する主要な技術要素を整理します。個別の技術を細かく教えるのではなく、「データ収集」「加工」「保存」「活用」というプロセスの中で、それぞれがどこを担うのかを押さえていただくことがねらいです。これにより、DXやデジタルマーケティング部門の担当者・マネージャーが、エンジニアとの会話や社内企画の場で、前提となるテクノロジーを共通言語として扱える土台をつくります。
02 ミニパイプラインの流れを具体化する
宿泊施設情報APIを題材としたミニパイプラインを取り上げ、データの取得から加工、SQLiteへの保存、Streamlitによる可視化までの一連の流れを確認します。第1章で整理した技術要素が、実際の処理の中でどの順番で登場し、どのようにつながっていくのかを、プロセスの流れとして捉えていただく構成です。ツールやコードの細部よりも、「どの工程で何をしているのか」を追えるようになることを重視しています。
03 データドリブンの枠組みを整理する
実際のマーケティング事例をもとに、データドリブンマーケティングの考え方と、それを支えるテクノロジーの全体構造を整理します。データソース、データ統合基盤、データ活用基盤という三層構造と、マーケティング施策のPDCAとの関係を押さえ、「どのデータが、どのような意思決定や指標に結びつくのか」を整理するパートです。パイプラインの個別技術と、事業・マーケティングの成果との橋渡しを行う章になります。
04 大企業でパイプラインを運用する視点を得る
大企業におけるデータ統合パイプラインの運用構築に焦点を当てます。組織やシステムごとにサイロ化されたデータを前提としながら、オーケストレーション(定期処理の制御)、監視・モニタリング(異常検知・通知)、セキュリティ(権限管理・ログ管理など)といった要素を整理します。単にパイプラインを「作る」だけでなく、「止めずに回し続ける」ために何が必要かを理解し、自社の状況に照らして検討する視点を持っていただくことが狙いです。
講座で学ぶこと
01 Python・API・データ構造の基本理解
ミニパイプラインを理解するうえで必要となる技術の前提知識を整理して学びます。Pythonについては、どのような場面で使われ、なぜデータ分析や機械学習で広く利用されているのかといった特徴や、代表的なライブラリの役割を紹介します。APIについては、外部サービスからデータを取得する仕組みとして位置づけ、HTTPリクエスト/レスポンスのごく基本的な考え方を押さえます。あわせて、JSONなどのデータ構造や、文字列・数値・日付といったデータ型、データベースやWebアプリケーションの役割も取り上げ、「自社のデータ活用にこれらの技術がどのように関わるのか」を俯瞰できる状態を目指します。
02 API取得〜DB保存〜可視化の処理手順
実際の宿泊施設情報APIを使ったミニパイプラインの流れを細かく追っていきます。まず、API仕様書をどのように読み、どのエンドポイントからどのようなパラメータでデータを取得するかを確認します。取得したJSONデータについては、JSONビューアなどのツールを用いながら階層構造を把握し、分析やBIツールで扱いやすい表形式に変換するステップを確認します。そのうえで、データ型の揃え方や欠損値チェックといった前処理の要点を押さえ、SQLiteにデータを格納し、SQLで必要なデータを抽出・確認する流れを学びます。最後に、Streamlitを用いた簡単なダッシュボード表示までを確認し、ノートブック形式(.ipynb)とスクリプト形式(.py)の使い分けも含め、一連の処理の段取りをイメージできるようにします。
03 データ統合基盤とマーケティング指標の関係
データパイプラインがマーケティング活動の成果とどのようにつながるかを、東京ガスの事例を通じて学びます。まず、データドリブンマーケティングの狙いを整理し、キャンペーンや施策ごとのKPI・KGIの設定、ROIの見方など、評価指標の基本的な考え方を確認します。そのうえで、データソース(顧客データ、行動データ、販促データなど)が組織やシステムごとに分かれて存在している現状を前提に、それらを束ねるデータ統合基盤(データレイク、データウェアハウス、データマートなど)の役割を整理します。マーケティング用データマートにどのような粒度・構造でデータを用意すると、施策の効果検証やPDCAが回しやすくなるか、といった視点も含めて学びます。
04 オーケストレーション・監視・セキュリティ設計
大企業でデータパイプラインを「止めずに回す」ための仕組みを具体的に学びます。定期的なデータ連携や集計処理を自動で実行するオーケストレーションの考え方、処理の失敗や遅延を検知して通知する監視・モニタリングの仕組み、アクセス権限の設計やログ管理などセキュリティのポイントを整理します。また、組織やシステムの壁によってデータがサイロ化している状況を前提としつつ、どの範囲から統合を進めればマーケティング効果の向上につながりやすいか、どのように関係部門と合意形成していくかといった視点にも触れます。これにより、自社におけるデータパイプライン運用の検討を進める際のチェックポイントを持てるようにします。
受講対象
- 企業のマーケティング部門・デジタルマーケティング担当者
- 企業のDX推進部門の担当者・マネージャー
- 各種データの管理・運用担当者
このような方に最適な講座です。
![]() scene #1 | 現場から拾い上げた要件を整理できず、システム担当にどう伝えればいいか分からない |
![]() scene #2 | どのデータをどこで加工し、どこに保存するかの判断が属人化している |
![]() scene #3 | データ活用のためのシステム基盤が整備されていないので、データを可視化しても意思決定に活かされていない |
![]() scene #4 | データの欠損・遅延・異常への対応に追われ、本来の業務に支障が出ている |
講師紹介

東京ガス株式会社
鈴木湧也 氏
2016年、東京ガス株式会社入社。技術開発部門での研究業務、業務改革部門を経て、現在はリビング戦略部マーケティング開発室に所属。 現職では、マーケター育成組織「WindMill Academy」のチームリーダーとして、社内マーケティング人材の発掘・育成に取り組む一方、マーケティング戦略の立案・推進や、部門横断的な基盤整備を担っている。これまでに、LINE公式アカウントの配信業務内製化の実現やマーケティングオートメーションの運用を実施。

株式会社Tech0
濵田隼斗 氏
新卒から3Mジャパンにて、営業、ファイナンス&経営企画を経験。2018年にMBAを取得後、シリコンバレーのAIスタートアップにBiz側として参画し、その後事業責任者としてビジネス・エンジニアリングチームを統括。2019年、Microsoft Corporationに入社し、AIを専門とするエンジニアチームにて東アジアのAzure AIリードを担当。日本・中国におけるAI事業の立ち上げと推進に従事。2022年、大企業の次世代リーダーに「テクノロジーとビジネス」変革力を習得する教育事業Tech0を創業。現在までに1000名近いの卒業生を輩出し、大企業のDX推進と人材変革を支援している。
カリキュラム
時間 | 講義内容 |
|---|---|
第1部 | ミニパイプラインのためのテクノロジー基礎
|
第2部 | ミニデータパイプライン構築
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第3部 | データドリブンマーケティング
|
第4部 | 大企業におけるデータパイプライン構築
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講座概要・パンフレット
受講形態 | 【予約受付中!2026年1月23日(金)に配信開始】 予約期間中のお申込みで、視聴期間30日へ拡大キャンペーン実施中! 宣伝会議オンライン内でオンデマンド配信 お申込み日から14日間視聴可能。 | |
|---|---|---|
受講料金 | 1名受講 | 54,000円(税込 59,400円) |
オンデマンド研修 | 550,000円(税込 605,000円) | |
受講のご案内 | 【実施上の注意】 | |
注意事項 | 受講は申込者本人に限ります。他人に貸与・譲渡することはできません。 | |
オンデマンド研修について |
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- 1名単位でのご受講は「1名受講」
- 部門や全社でまとめて受講される場合は「オンデマンド研修」
- 体系的な研修企画には「部門研修を計画する」が役立ちます。
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