書籍『マーケティングのための因果推論 偶然と相関の先へ進む思考 - マーケ戦略を再定義する分析スキルとは 』
(漆畑 充, 五百井 亮/ソシム 刊)
現在予約販売中 [11月17日(火)配信開始]
因果推論で広告効果を正しく測り、戦略を変革する
多くの企業が直面している「広告効果が本当にあるのか分からない」という課題。その背景には、相関と因果を混同した誤った判断が潜んでいます。本講座では、因果推論の基礎からランダム化実験、観察研究、DAG(有向グラフ)による因果関係の可視化までを体系的に学習。マーケティング現場で「なぜ効果が出たのか」「次に何をすべきか」を正しく導く力を養います。単なる理論ではなく、データに基づいた意思決定を可能にする実践的なスキルが身につき、広告投資の最適化と事業成長を両立できるマーケターを目指せます。
この講座で得られるもの
相関と因果を見極める力―本当に広告や施策が成果を生み出しているのかを正しく判断できる思考力が身につく
実験と観察研究を活用する力―理想的なランダム化実験の設計から、実務でよく直面する観察データの扱いまで、現実の制約下で使える因果推論の手法の習得
DAGで因果関係を可視化する力―データの背景にある複雑な要因関係を「図」で整理するDAGの使い方を学び、広告効果や施策の因果構造を直感的に理解できる
広告投資を最適化する力―投資のムダを防ぎ、正しい因果推論に基づいて広告費を最適配分することで、ROIを高める戦略的な判断力
データを戦略意思決定に活かす力―得られた因果関係をもとに「次に何をすべきか」を導き、マーケティング施策や経営判断に活かす実務力
受講対象
- マーケティング担当者
- データアナリスト
このような方に最適な講座です。
![]() scene #1 | 広告や販促施策において、「それが本当に施策の効果なのか」を経営層や上司に自信を持って答えられるようになりたい |
![]() scene #2 | クリック率やコンバージョン数など表面的なKPIに頼った報告だけでなく、次の施策につながる「本質的な効果」を説明できる分析力を身につけたい |
![]() scene #3 | これまで相関関係を根拠に判断してきたものの、「正しく因果を見極めるスキル」が必要だと感じている |
![]() scene #4 | 実務では観察データを使って何とか分析しているが、理論に裏付けられた因果推論を身につけたい |
![]() scene #5 | 広告投資やマーケティング施策の成果を「説明」するだけでなく「次の戦略」に結びつけ、意思決定に直結する実践的な分析スキルを身につけたい |
![]() scene #6 | 単なるデータ処理やレポート作成の担当から脱却し、因果推論を武器に「経営や戦略を動かすマーケター・アナリスト」としてキャリアを広げたい |
講座のポイント
01 相関と因果を正しく区別する力
広告や販促施策のデータには「相関」が多く含まれますが、それが本当に因果なのかを判断する力がなければ、誤った結論に陥ってしまいます。本講座では、代表的な事例を通じて相関と因果の違いを体感し、データを正しく解釈する力を養います。
02 実験と観察研究をマーケティングに活用
理想的にはランダム化実験で因果を確かめますが、現場ではコストや倫理の制約が伴います。その限界を踏まえつつ、観察データから因果を推論する方法を学び、実務で使える分析の道筋を明らかにします。
03 DAGで因果を“見える化”する
因果関係は目で見えないからこそ難しいものです。本講座では、DAG(有向非巡回グラフ)を用いた因果関係の整理方法を学びます。複雑なデータ構造を図示し、交絡因子やバックドア基準を理解することで、因果推論を一段と実践的に活用できます。
講座で学ぶこと
01 広告効果検証の本質
広告費がどのように使われ、その効果がなぜ測定困難なのかを理解します。単なる「効果測定のテクニック」ではなく、意思決定に必要な思考の土台を学びます。実際の企業が直面する課題を踏まえ、広告をどう位置づけ、どの指標を信じるべきかを掘り下げます。
02 因果推論の基礎理論と実務的な落とし穴
「相関と因果の違い」や「シンプソンのパラドックス」など、マーケティングで頻発する誤推論を整理します。さらに、ランダム化実験と観察研究を比較し、現実的な制約の中で因果推論をどう使うべきかを理解します。これにより、理論だけでなく、実務での応用力を獲得します。
03 因果を可視化し戦略に活かす技術
因果推論を実際のデータ分析に落とし込むスキルを習得します。単なる「学問的知識」にとどまらず、マーケティング戦略や施策の設計に直結する実践的な分析手法を学ぶことができます。
講師紹介
Crosstab
代表取締役
漆畑 充
大学・大学院で数学を専攻。金融機関向けのデータ分析業務に従事。その後、デジタル広告会社にて広告データの分析やデータプロダクト開発に携わり、2019年に独立。信用リスク、保険リスクのような金融計算や、広告業界でのマーケティング分析など多岐にわたる分野でデータ分析プロジェクトを主導。専門性を活かし、クライアントの課題解決に貢献。統計検定1級。
講師からのメッセージ
長年多くのマーケターを悩ませてきた「その広告、施策は本当に売上に効いているのか?」という問題に、因果推論で挑む講座です。
社会学や疫学で活用されてきた因果推論は、近年マーケティング分野で注目されています。
本講座では、難しい数式や専門的な議論を避け、広告の文脈に沿って解説します。
マーケティング施策の効果を正しく測定する考え方を身につけましょう。
カリキュラム
時間 | 講義内容 |
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第1部 | マーケティングと因果推論
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第2部 | データだけではわからない「因果」と「相関」の違い
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第3部 | 実験と観察研究
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第4部 | 目で見る因果推論
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理解の手順
まずマーケティングにおける広告の位置づけと、広告効果測定がなぜ難しいのかを具体的な事例で理解します。次に、「相関」と「因果」の違いを身近なケースから学び、誤った推論がどのように意思決定を誤らせるのかを整理します。そのうえで、ランダム化実験と観察研究を比較しながら、実務で実験が困難な場合にどのように因果を推論すべきかを体系的に習得します。さらに、DAG(有向非巡回グラフ)を導入し、交絡因子やバックドア基準といった概念を使って因果関係を可視化する手法を学びます。段階的に理解を積み重ねることで、マーケティング現場に即した因果推論の実践力を身につけられます。
講座概要・パンフレット
受講形態 | 【予約受付中!11月17日(火)に配信開始】 予約期間中のお申込みで、視聴期間30日へ拡大キャンペーン実施中! 宣伝会議オンライン内でオンデマンド配信 お申込み日から14日間視聴可能。 | |
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開催日時 | ||
受講料金 | 1名受講 | 54,000円(税込 59,400円) |
オンデマンド研修 | 550,000円(税込 605,000円) | |
定員 | ||
受講のご案内 | 【実施上の注意】 | |
注意事項 | 受講は申込者本人に限ります。他人に貸与・譲渡することはできません。 | |
オンデマンド研修について |
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割引チケットについて | ※この講座は、法人窓口の設定により1講座あたりの受講料金が約8割引におさえられる「スタンダードトレーニング」対象です。 |
- 1名単位でのご受講は「1名受講」
- 部門や全社でまとめて受講される場合は「オンデマンド研修」
- 体系的な研修企画には「部門研修を計画する」が役立ちます。
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