現在、より分かりやすく実践的な内容を目指し、講座のリニューアル作業を進めております。
ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
新しい講座は、より充実した内容で近日公開予定です。どうぞご期待ください。
開講の背景
・「横並び」から「指名されるブランド」へ
コロナ禍は人々の行動を変えただけではなく、支持されるブランドとそうでないブランドを浮き彫りにしました。
例えば、店頭では買い物を短時間で済ますために、信頼できるブランドに人気が集中し、そうでないブランドと大きく差のつく状況が発生しました。これは、勝負の軸がブランドの「認知と信頼」に移行したことを示し、従来の、新商品を大量に投下して「一度手に取ってもらえれば競合よりも優れていることが解ってもらえてリピートしてくる」という訴求パターンが効きづらくなったことを意味します。
そこで、ここへの対策として横並びをされるブランドを多く作るのではなく、「指名されるブランド」へと転換させる方法が必要とされています。
・指名への具体策は「ブランド×動画」の組み合わせ
想起の軸がブランドへ移行したからと言って、訴求点を「商品×ブランド」にしたとしても当然、信頼を勝ち取れる訳ではありません。またブランド訴求の難しさには、スペックで勝るブランドが、必ずしも支持される訳ではないという特殊性です。むしろ、スペック的には競合に劣る場合でも、そちらの方が支持されることもあります。
そこで必要なのは、スペックを今より上げることではなく、「ブランド」を市場に受け入れられる価値に変化させ届ける技術です。その中核は、ブランドの意義の伝え方にあります。従来、ビジョンを据え、「自分達は~」をメッセージの中心に据えていましたが、これからは、ブランドが生活者個人の葛藤や苦悩、そして社会の課題をも解消する存在であることをスタイルを持って発信することで、ブランドが形成されるようになりました。
また、そのメッセージを作るだけではなく、届ける手段も必要です。特に若い世代では、テレビは全く見ないが、YouTubeは1日に5~6時間見ている世代も現れ、またWebサイトのトップの文章は読まれないため、動画コンテンツを大きく展開するメディアも支持されています。つまり、ブランドとしての新しい価値を届けようにも、既にその届ける先が変化してしまっているため、導線設計も含め、考えなければなりません。
そこで「ブランド×動画」の組み合わせが、ブランドメッセージを届ける有効な手段となります。そもそも動画フォーマットは、文字とは比較にならない圧倒的な情報を瞬時に伝えられるだけではなく、動画・SNSプラットフォーム上で使用できるメリットを持ち高い伝播性もある為、「認知×信頼」を達成する強力なツールとなります。
・他社との違いをどう出すか?
ストーリー性を持たせた動画であっても、他社との違いが認知されなければ、当初の目的は達成されません。そこで、ブランド動画には制作の前段階から、
「他のブランドと共有しているイメージ」
「自社のブランドが持っているイメージ」
「他のブランドに必ず勝たなければならないイメージ」
の3種に何が当てはまるのかを言語化し、他社に勝たなければならないポイントを明確にした上で、具体的なディレクションを進める力が必要となります。
さらに、ここで打ち出すブランドメッセージを、サービスローンチのタイミング、期間限定のプロモーション、そしてセールなど、あらゆる露出のタイミングで常に一貫して発信し続ける継続性も、ブランドの価値の醸成には必要です。
また、制作のタイミングで自社サイトにのみ掲載して終わるのではなく、自社の対象となるターゲットにどのような手段を用い届けるのか、その具体的な方法、数字、効果を可視化する技術も必須となってきます。
そこで本講義では、多岐に亘る工程、制作の前段階の準備、制作中のディレクション、そして制作した動画の伝達の手法と効果測定の方法までを一挙に学ぶブランド動画活用ディレクション基礎講座を実施し、「横並び」から「指名」される状態をつくり出す方法を学びます。
学ぶポイント
01 消費者にアプローチできる活路を見出す、ブランド動画の活用方法

年々商品数が増えている中で企業が勝ち残るためには、消費者の購入検討時の自社のポジションを他社との横並びから指名される状況へと変えていかなくてはなりません。この状況を作り出すためには、購買の機会に明確に、企業、商品、サービス名を想起させる必要があります。そこで、広く、短時間で、より多くの情報量を届けるための動画施策は有効ですが、一方で、他のコンテンツに埋もれてしまう恐れもあります。
この状況は、最も想起率、長期記憶に適するブランド動画を活用することで、打開できます。さらに、ブランド動画をどのように波及させていくかまでを視野に入れた、導線設計を描くことで、成功角度を上げることができます。
そこで本講義では、ブランド動画を機能させ、最大の効果を作っていくための戦略を学びます。

02 機能するブランド動画を制作する際の、ディレクションのポイント

いい雰囲気のブランド動画は作れたものの、受け手に自分たちの伝えたい内容が届いているのか、果たして、人を動かすコンテンツになっているのか、わからないという声をよく聞きます。(好感度や共感を求めるあまり)ブランド動画の内容に含まれる、ブランドのメッセージや社会課題といった抽象的なテーマに引っ張られすぎると、このような事態に陥ってしまいます。そこで、動画の企画時に「受け手にどのような感情を与えて、どのように行動してほしいか」を具体化し、落とし込むことが重要です。そうすることで、受け手にメッセージのコアが伝わり、感情を揺さぶることで、行動を促すことができます。
そこで本講義では、実際の動画の制作フローから、自社に最適なブランド動画の制作とディレクションのノウハウを学びます。

03 成果が出なくて当たり前を脱却する効果測定の方法を学ぶ

現在の動画マーケティング施策に限界を感じ、ブランド動画を導入しようと考えている担当者の最初の壁は、その施策が投資に見合っているか、社内を説得する際に現れます。そこで、適切な目標を設定しようと奮闘しますが、過去の踏襲だけでは難しいです。実は、ブランド動画ならではの観点が必要です。それが、「届けたいメッセージが伝わっているのか」といった質的観点と「さまざまなマーケティングモデルを用いた分析結果」の量的観点の2軸であり、これらを目標と置くことで、数字も導き出すことができ、結果、効果測定まで実施することができます。
そこで本講義では、ブランド動画を導入するきっかけをつくる、ブランド動画の費用対効果を算出するテクニックを学びます。

受講対象
- 制作に携わるマーケティング担当の方
- クライアントの課題感に応えたい、制作会社の方
カリキュラム
時間 | 講義内容 |
第一部 60分 | ・ブランディングの基礎知識 |
第二部 110分 | ・ビジネスで動画を使用するメリット |
第三部 90分 | ・ブランド動画の作る目的 |
第四部 60分 | ・ブランドの定義付け |
講師紹介

株式会社パラドックス
ブランディングディレクター・クリエイティブディレクター
竹内 亮介氏
2011年、株式会社パラドックス入社。メーカー・飲食・福祉・インフラなど幅広い業界のブランディング・クリエイティブに携わり、現在は主にブランディングディレクターとして、企業のブランド策定、経営のクリエイティブコンサルティングを担当。ビジョンを軸に人や組織をエンパワーメントするお手伝いをしています。 受賞歴:BtoB 広告賞 2020 入社案内の部 金賞・2019 経済産業大臣賞・2014 ウェブサイト(リクルートサイトの部)特別賞/第49回岩手広告賞 グラフィックの部

株式会社プルークス 代表取締役
松浦 寛之氏
2012年よりジュピターテレコムにおいて、メディア事業の戦略策定、新規事業開発に従事。メディア・エンターテインメント市場が変化するなか、動画マーケテイング領域に可能性を見出し、2018年4月にプルークスに参画。2020年7月からは代表取締役社長に就任。動画施策の設計から制作、配信、効果検証までをワンストップで行う。企業から政府・自治体まで業種業界問わずカバーし、商品・サービスのプロモーションにとどまらず、インナーブランディング、採用、IRまで、企業の経営課題の解決を動画の側面から支援している。

株式会社FROGLOUD 代表取締役
諏訪 慶氏
2005年「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」を企画運営する株式会社パシフィックボイスに入社。経済産業省と共に愛知万博内で開催したShort Shorts Film Festival EXPO 2005の成功に貢献し、その後、映像事業部部長 兼映画祭のチーフ・プロデューサーとして、多くの企業や行政団体とのプロジェクト、ショートフィルムを企画・プロデュース。同映画祭の拡大に尽力し、2015年1月、同社執行役員に就任。その後、映画祭のリソースを最大限に活かした新規ビジネスの企画開発や、映像を中心に、エンターテインメントで企業と顧客に深いエンゲージメントを創る、株式会社FROGLOUDを設立。同社代表取締役として現在に至る。

レノボ・ジャパン コンシューマーマーケティング本部 本部長 部長
NECパーソナルコンピューター コンシューマー事業本部 マーケティング部長
ミイダス 執行役員CMO
越智 道夫氏
大学卒業後、日本の化粧品メーカーに新卒で入社するもグローバルな経験を求め退社。日本とオーストラリアのロレアルで13年間マーケティングに従事した後、ユニリーバではLUXのシニアブランドマネージャー、そして資生堂ではグローバルHQのブランドマネージャーを歴任。約20年の化粧品業界におけるマーケティングやブランドマネジメント経験の後、現在はレノボ・ジャパンにて、コンシューマー マーケティング本部長としてLenovoとNECの2つのブランドマーケティングを統括。また、HRテック企業のミイダスにて新しい業界でのマーケティングにも挑戦中。その他、マーケティングやブランディングの講演やコンサルタントとしても活動中。
お申込み
オンデマンド配信講座
受講価格 | 59,000円(税込 64,900円) ※申込金5,000円(税込 5,500円)を含みます |
補 足 | ※この講座は、法人窓口の設定により1講座あたりの受講料金が約7割引(12,500円)におさえられる「スタンダードトレーニング」対象です。 |
注意事項 |
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オンデマンド研修(人数100名まで)
開講日 | 期間はご希望日から14日間です。 |
定 員 | 100名 |
受講価格 | 550,000円(税込 605,000円) |
補 足 | ※視聴期間の延長、受講者の増加についてはお問い合わせください。追加料金にてご対応可能です。 |
注意事項 |
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