達成すべき目的から逆算した「データから機会発見を導き出すBIの作り方」を学び、成果につながる意思決定を実現する
BIツールを導入しても、「データを可視化しただけで戦略に活かせない」「データを使いやすくする運用法が分からず活用が定着しない」。そんな課題を抱える企業に向けて、データ活用を組織に根づかせる方法を体系的に学ぶ講座です。ツールの操作ではなく、目的に基づく設計思考、現場と組織を動かす伝え方、仕組み化の考え方を重視。現場の混乱や摩擦を“構造”として捉え、データを“見る文化”から“使う文化”へと変革する手法を学びます。データドリブン経営を推進したいリーダー層、DX推進担当者、データ活用を業務に定着させたい方に最適な内容です。
この講座で得られるもの
意思決定に直結する可視化設計の基本
KPIとCSFの見極め方と設定方法
BI活用を推進する組織体制と運用プロセスを構築できる
伝わるレポートのUI/UXデザイン手法
BI活用を定着させる運用と改善サイクル
受講対象
データドリブン経営を推進したいマネジメント層、DX推進担当者、データ分析担当者、マーケティング・営業企画部門などのデータ活用推進担当者。
このような方に最適な講座です。
![]() scene #1 | ツールを活用しているがいつの間に作成する事が目的になってしまい、効果が見えない |
![]() scene #2 | データ活用が社内で習慣化されていないため、可視化しても使われない |
![]() scene #3 | せっかく作成したダッシュボードが誰にも見られていない |
![]() scene #4 | なんのためにあるか曖昧なフォーマットが多く、どれを使えばいいか分からない |
![]() scene #5 | 社内の組織が分断されているため、データ連携がうまくいかない |
![]() scene #6 | データ品質やセキュリティ確保に不安がある |
講座のポイント
01 データ活用の誤解をほどき、“問い”を設計する
BIツールを導入すれば成果が出る、データは多いほど良い——。こうした誤解を行動科学の観点からひも解き、ツール導入が目的化する背景を理解します。「誰の、どの行動を、どんな意思決定に変えたいのか」という“問い”を起点に、データを使う目的と可視化設計の方向性を明確にする考え方を学びます。
02 現場の混乱を生む“フォーマット乱立・再集計文化”の構造を解く
「フォーマットが多すぎる」「部署ごとに数字が違う」「同じ集計を繰り返す」。このような現場の混乱を“怠慢”ではなく“構造的課題”として捉えます。部分最適バイアス・権限回避の構造・自己効力感バイアスなどを分析し、データをシンプルに整えるための設計原則を身につけます。
03 目的の曖昧さと責任の分散を乗り越え、“変われる組織”をつくる
データ運用の目的が曖昧なまま進むと、数字は“飾り”になります。本回では「手段の目的化」「RACIの不在」「責任分散」など、組織が変われない理由を構造的に理解。“数字が信じられる状態”を実現するために、目的と責任を結びつけた運用体制設計を学びます。
04 小さく始め、仲間を巻き込み、文化にする
大きな変化は続かない。小さな成功が文化をつくる。現状維持バイアス、社会的証明、ロスアベーションなどの心理的メカニズムを活用し、「正しいからやる」ではなく「自分たちで続けたい」状態を生み出す方法を学びます。データ活用を日常的な行動に変える“文化づくり”のステップを理解します。
講座で学ぶこと
1.BIツール導入後の“使われない状態”を脱する設計力
BIツールを導入しても、活用が定着せず“見るだけで終わる”ケースは少なくありません。本講座では、その背景にある「導入=成果」という誤解や、データ量を重視しすぎる思考の危険性を整理します。さらに、ツール操作に依存せず「誰が、どの判断に使うのか」という問いを起点に、可視化設計の本質を理解。KPIやグラフを目的と結びつけ、意思決定に活かす仕組みを考えます。データ活用の出発点を“ツール操作”から“設計思考”に転換し、BIが実際に使われ続ける状態をつくるための基礎を身につけます。。
2.現場を混乱させるデータ文化を整えるマネジメントスキル
フォーマット乱立や再集計文化、指標の不一致など、現場で起きる混乱の多くは“構造的な課題”です。本講座では、部分最適化や権限回避、確証バイアスといった心理・組織要因を読み解き、なぜ同じ課題が繰り返されるのかを明らかにします。そのうえで、データ共有ルール・責任設計・定義統一の方法を整理し、“人の努力”に頼らず再現性を持って整える仕組みを学びます。現場が自律的にデータを扱い、同じ数字を見ながら議論できる状態を目指すための、管理と文化の両立方法を習得します。
3.目的・責任・成果を結びつけるデータガバナンス設計
データ活用が形骸化する最大の要因は、「目的の曖昧さ」と「責任の分散」です。本講座では、RACIモデルを活用して役割・責任・承認の関係を明確にし、意思決定の流れを整理します。また、組織間の調整が発生する際に起こりがちな“目的のすり替え”や“手段の目的化”を防ぐ仕組みを理解。データを単なる指標ではなく、部門を横断して共有・活用できる“共通の言語”として運用するための枠組みを学びます。数字が信じられる環境をつくり、組織全体で一貫性ある判断ができる基盤を築く力を身につけます。
4.データ活用を文化に変えるための推進設計
データ活用を定着させるには、正論ではなく“動機づけの仕組み”が必要です。本講座では、現状維持バイアス・社会的証明・損失回避など、人が行動を変える心理的要因を踏まえ、小さな成功を積み重ねながら共感を広げる方法を学びます。また、成功事例の共有と習慣化を通じて、データ活用を“特別な取組み”から“日常の行動”へと変えるプロセスを理解。自社で継続的に文化を育てるためのアクションプランを策定し、データを組織に根づかせる推進力を磨きます。
講師紹介

メンバーズ メンバーズデータアドベンチャーカンパニー
アカウントマネジメント室 アカウントグロース9G.10G.11G マネージャー 兼 サービス開発室 データマネジメントG データマネージャー
谷口 啓
奈良県出身。2017年から2022年までレジャー関連Webメディアの広告営業やWeb/CRMディレクション・データ分析に従事したのち、2022年に株式会社メンバーズ メンバーズデータアドベンチャーカンパニーに入社。データマネージャーとして大手小売り・食品流通会社へ常駐し、ベンダーリーダー、データ管理・データガバナンスなどを担うデータマネジメントチームリーダー、PMO・技術支援などを担当した。現在は既存顧客の管理とデータ人材育成を担うアカウントマネジメント室のマネージャーを務めつつ、各データ活用領域のエキスパートが所属するサービス開発室にてデータマネジメントのプロフェッショナルとして実務も行っている。
カリキュラム
時間 | 講義内容 |
|---|---|
第1部 | データ・BI活用の誤解をほどく ― 正しい問いから始めよう
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第2部 | データ・BI活用の現場課題を整理する ― 目的起点でシンプルに設計
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第3部 | データ・BI活用の組織課題を乗り越える ― 構造を理解し変えていく
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第4部 | データ・BI活用推進者の心得 ― 小さく始め、仲間を巻き込み文化にする
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講座概要
受講形態 | 宣伝会議オンライン内でオンデマンド配信 お申込み日から14日間視聴可能。 | |
|---|---|---|
受講料金 | 1名受講 | 54,000円(税込 59,400円) |
オンデマンド研修 | 550,000円(税込 605,000円) | |
受講のご案内 | 【実施上の注意】 | |
注意事項 | 受講は申込者本人に限ります。他人に貸与・譲渡することはできません。 | |
オンデマンド研修について |
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割引チケットについて | ※この講座は、法人窓口の設定により1講座あたりの受講料金が約8割引におさえられる「スタンダードトレーニング」対象です。 | |
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